Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

はじめてのケインズ

経済学史学会関西部会例会(@名古屋大学)にて研究発表を行う。

報告の主題はマルサス(の時事パンフレット『食糧高価論』の分析)なのだが、マルサス単体ではなく、はじめて「マルサスケインズ」という一大テーマにも言及してみた。本気でマルサスを研究すれば、この大テーマにどうしても挑みたくなる。バークやマルサスを単体で報告するのと、ケインズを絡めて報告するのとでは、フロアの反響に雲泥の差がある。30分以上途絶えることなく質問攻めにあった。ケインズで報告することのたいへんさを肌身で感じた一日であった。でもやりがいがあった。超大御所N井先生や学部長職でお忙しいN矢先生が拙い報告を聞きに来てくださった。本当にありがたかった。*1ただ、これまでけっこうな回数、学会報告を行ってきたが、質疑応答がなかなか上達しない。今日もダメ。あまりに下手なので自己嫌悪。

懇親会を少し早く中座させていただき、北大和川大後輩M内君と旧交を温める。最終ののぞみで帰宅。

【9800】

*1:N井先生からは、その後、25日にたいへん丁寧なコメントを記したメールを個人的に頂戴した。うれし涙がちょちょぎれる。