Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

息子の卒園式&20期生卒業証書授与式

息子の幼稚園の卒園式と千里山の卒業式が同じ日になったしまったことがわかった時は、思わず天を仰いだが、ラッキーなことに今年の経済学部は午後の部だったため、午前中に卒園式に出席できることになった。千里山が午前だったら、息子の晴れ姿を見てやれなかった後悔がずっと残ってしまったことだろう。

息子が幼稚園に通っていた3年間は、世界中がコロナ禍に襲われていた期間とほぼ重なり、2か月遅れの入園式に始まり、人数制限&平日開催で運動会・学芸会を参観できなかったなど、娘が通っていた3年間とのあまりの違いが歯がゆかった。しかし、息子本人は毎日楽しく幼稚園に通ってくれて、皆勤こそならなかったものの、精勤(欠席3日以内)で表彰もされた。父親として素直にうれしい。4月からは小学生。よく学び、よく遊んで欲しい。

卒園式の出席は式典のみ(謝恩会は欠席)で、千里山へ移動。14時前に到着。15時過ぎから20期生への卒業証書授与を始める。20期生は18名でスタートしたが、うち2名が3回生終了時点で海外留学のために休学したため、4回生としては16名である。秋学期に海外留学で休学していた18期生NKNS君が復学・合流したため、17名になった。ただ、うち1名が不慮の留年となってしまい、卒業決定者は16名で、うち1名が授与式を欠席したため、結局、15名に卒業証書を授与した。授与式の最中に、休学していた(4月から復学して21期生に合流する)元20期生WTNB君のサプライズ登場もあった。今年は桜の開花が例年よりもかなり早く、卒業式の全体集合写真の背景にちらほら咲きの桜を入れることができた。今日のような晴れ晴れしい行事には桜がいちばんよく似合う。

コロナに邪魔されまくった3年間だったので、「もっといろいろやりたかった」という後悔と、「コロナで不自由な中、十分によくやったほうじゃないか」という満足感が、複雑に入り混じる。20期生から何の事前連絡もなかったので、卒業式当日の夜に何もないだろうことは予想していたが、万が一に備えて、一応体を空けておいた。しかし、やはり何もなかった(苦笑)。良い意味でこだわり屋が多く鼻息の荒かった19期生と比べると、20期生はあらゆる点で淡白なほうだったから、これも学年の個性かな。*1唯一予想外だったのは、授与式終了後、ゼミ長MNTMT君が研究室を訪ねてきて、「3年間、お世話になりました」とお礼の品(マッサージ機)を個人的に用意して贈ってくれたこと。彼はゼミ長として実によくやってくれたので、本当は僕のほうが彼にお礼すべき立場なのだが、それは卒業後も続くはずのおつきあいに取っておくことにする。

この8月に55歳になるばかりでなく、研究者生活30年、千里山奉職25年、ゼミ20期生卒業、国際学会デビュー15年等々、多くの節目を迎えつつある。自分の人生も中盤戦から終盤戦にさしかかっている。残された時間はもはやさほど多くなくなってきているが、だからこそ研究でも教育でも、もう一花、いや二花くらい、咲かせたいものだ。

それにしても・・・若いって、いいな。みんな、キラキラしてた。

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*1:20期生は、諸々の制限が解除されたにもかかわらず、親御さんの卒業証書授与式への参加がゼロであった。7期生の時は教室の椅子が足りなくなるくらい親御さんの姿があったので、隔世の感がある。