今日は11期生の卒業式。生憎の雨模様だったが、素晴らしい一日を過ごさせてもらった。。
12名のうち、卒業を予定(希望)している10名全員が巣立った。*1残る2名は、2度目の就職活動へのトライのために4回生秋学期を休学しており、来年度(以降)の卒業となる。
11期生がゼミに在籍していた2年半は、nakcazawaゼミの歴史において、一大変革期として位置づけられる。「学生主体」というゼミの基本コンセプトがこれまで以上に徹底的に追及されるようになった。一番の原因は僕が忙しくなったこと。前半は副学部長の仕事のために、後半は娘が生まれたために、以前のようにつきっきりのゼミ生指導ができなくなった。しかし、その状況を逆手にとったわけではないが、これをきっかけに多くの仕事・判断をゼミ生(特にゼミ長)に任せるようにした。典型的だったのは、新ゼミ生の選考だ。会議に次ぐ会議のせいで12期生選考面接のすべての立ち会えなくなったため、合否の最終的な判断をゼミ生に一任するにいたった。
新ゼミ生の選抜で3回生のゼミ生が全権を担う新しい伝統は、12期生による13期生の選考でも引き継がれた。僕が入ゼミ面接に立ち会う機会が減っても、学生の質は以前とまったく変わらない。僕の目よりも学生の目のほうが確かなくらいだ。学生による学生評価は信頼できる。
「学生主体」のコンセプトの徹底化によって、学年間の交流・信頼関係がいっそう高まったように思う。その証拠ではないが、先輩ゼミ生の卒業証書授与に今年ほど多くの後輩ゼミ生が集まってくれたことはこれまでなかった。
ヒルトン大阪のイタリアン・レストラン「ウインドーズ・オン・ザ・ワールド」*2にて開催される謝恩会に招かれた。ホテル最上階(35階)から夜景を楽しめる。しかも、個室という贅沢さ。
ゼミ長K君が同期一人一人に(僕にも)感謝の手紙を手渡し(徹夜で準備したらしい)、3時間にわたる謝恩会の幕は降りた。
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*1:もともと14名でスタートした11期生だが、残念ながら、途中2名が離脱してしまった。
*2:http://www.hiltonosaka.com/restaurants/detail/sky_lounge.html