Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

関龍戦(合同ゼミ)2023@龍谷大大宮キャンパス

今日は、6月の恒例行事、龍谷大KMNゼミとの合同ゼミである。

2018年から始まったこの行事は、2020・2021年と2年連続でコロナ禍での中断を余儀なくされ、昨年(2022年)、必ずしも完全な形ではなかった(一部オンライン参加)が、3年ぶりに再開された*1(その際、KMNさんの発案で「関龍戦」という愛称が与えられた)。今年はついに全員が対面で参加するコロナ禍以前の形式で開催できることになった。会場は、昨年関大が引き受けたので、今年は龍大さんに引き受けてもらった。

参加者は、nakcazawaゼミの3・4回生(30名)、KMNゼミの3・4回生(38名)、審査講評を引き受けてくれる大学院生(2名)、教員(2名)、合計72名である。13時開会で、17時20分の閉会まで、研究報告6本(各ゼミから3本ずつ)、ビブリオバトル10本(各ゼミから5本ずつ)が披露された。

研究報告は順位付けをせず、学生間の質疑応答を中心とした。質疑が活発で空虚な時間が皆無だったのはとても良かったが、言葉の意味を尋ねるだけなど、やや表層的な質問も多く、プレゼンターや会場にいる人たちに「新しい気づき」を与える深みのある質問が少なかったのが、やや残念である。初めての試みとして、4月からゼミ活動を開始したばかりの22期生(3回生)からも、プレゼン担当のチームを1つ出してもらった*2。もちろん、準備時間の絶対的な不足ゆえ、かなり内容が荒けずりであったが、秋学期のゼミ活動の充実のためのジャンピングボードとなってくれたことは間違いない。ビブリオバトルは収穫が多く、総合優勝こそKMNゼミ生に取られてしまったが、nakcazawaゼミ内では21期生NTMD君と22期生YMMT君が同点トップとなり、評価が伴った場でのYMMT君の強さがさらに印象づけられた。入賞は逃したものの、21期生KNYM君もこれから書き進めていく卒論のクオリティの高さを十分に期待させる内容だった。

とにかく、今回の合同ゼミの個人的感想は「安堵」に尽きる。かつての「あたりまえ」を取り戻すのに4年もの時間を要してしまったが、それでも「ようやく元に戻ったんだな」と。長かった。本当に長かった。

【8634】

*1:https://nakcazawa.hatenablog.com/entry/20220618/1655478000

*2:2018・2019年は4回生のみが参加、2022年から3回生も参加するようになったがビブルオバトルのみを担当。