Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

すごい! すごい?

今日も朝から某重要会議。とても長くかかり、16時過ぎにようやく解放される。研究室に戻り、仕事メールの処理。マルサス学会事務局の最初の仕事として、6名の会員に書評を執筆を依頼したわけだが、何と2日(48時間)以内に6名全員から快諾の返信をいただく。これって何気にすごい! 先日の学会報告の要旨(学会ニューズレター用)を作成して、明日の授業準備を終えて、20時半前に大学を出て、22時過ぎに帰宅。

久々にメールを交わした在外研究中の友人研究者が「ドイツ語とロシア語の再勉強を学期中も!」やっているのが「すごい」と書いてくれたのだが、ここのところ水田洋先生の追悼文の執筆とそれに関連する学会報告の準備で忙しく、ドイツ語の勉強は6月13日、ロシア語のほうは5月31日を最後に途絶えてしまっている(だから実態は全然「すごくない」)。語学テキストと辞書は毎日カバンの中に入れているわけだが、通勤電車内では水田先生関連の文献を読むことをどうしても優先してしまい、語学の勉強をする時間が残らなかった。そろそろ再開させないといけないね。忘れてしまうから。

来年の経済学史学会尾道大会でレーニンについて口頭発表することは前々からの計画なのだが、水田先生追悼文を書いたことで、細部が徐々に固まってきた。「マルサスとレーニンーレーニン没後100年、水田洋氏逝去に寄せて」(仮題)という方向で。レーニン研究の蓄積はあまりにも膨大で、最後の最後まで重要文献の見落としが残ってしまうことは間違いないし、テーマの性格上、文献から明らかにできないことも多かろうが、チャレンジする価値の大きさは実感している。最近学問上の「継承」について考えることが多い。良質な研究をしっかりと後の世代に語り継ぐ必要がある。とはいえ、若い世代の方々が僕の報告を聞きに足を運んでくれるかどうか、たいへん心もとないが。

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