Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

しばらく⇒9年

大学へ。大学院3コマ(オンライン)。授業の合間を縫って、GoLD(経済学部国際化)プログラム委員会関係の電話やメールの処理。授業終了後に院生Fくんから研究に関する相談。今日も実に忙しい1日。

5月29日(土)に開催予定の経済学史学会東北部会のプログラムが本日発表された。

日時 2021年5月29日(土)14:00-18:30
会場 オンライン(Zoom)


プログラム


第1報告[14:00-15:00] 「マルサスとロック」 中澤信彦(関西大学)


第2報告[15:10-16:10] 「Jonathan Conlin, Great Economic Thinkers を読む」 斉藤 尚(北海道大学)


ラウンド・テーブル[16:20-18:10]
「東日本大震災と経済学史研究(2)-震災から10年、経済学史研究者は何を考え、何を行ってきたか-」 司会:古谷 豊(東北大学)


(1) 関西からの学生ボランティア活動/小峯 敦(龍谷大学)
(2) 震災10年と「人間の復興」/下平裕之(山形大学)
(3) 福島第一原発事故と地域エネルギー事業/福田進治(弘前大学)


総会[18:10-18:30]


懇親会[19:00-]

僕が学会で研究報告を行うのは、一昨年の11月16日(アダム・スミスの会例会)以来、1年半ぶり(新型コロナ感染拡大後は初めて)になる。かなり久しぶりである。「マルサス(の経済学)とロック(の哲学)」というテーマは、もともと9年前(2012年)に着手したものである。実はその時に約8,000字のラフな原稿を一気に書いたのだが、イマイチまとまりがなく「公表できる水準に達していない」と判断して、しばらく寝かせることにした。その「しばらく」は9年にも及んでしまったが、今年3月くらいに改訂のためのアイデアがようやくひらめき、寝かせられていた原稿が復活。その後鋭意改訂作業に努め、このたび学会で報告して同業者の反応をうかがうことにした。ここでさらなる改訂作業のためのヒントを入手し、7月のマルサス学会大会シンポでの報告に活かすつもりである。

4月の隙間の時間の大半をこの研究報告のための原稿を仕上げることに費やしてきたために、ロシア語の勉強がすっかり疎かになってしまったが、可処分時間は有限なので、これは仕方のないところ。ロシア語の勉強を諦めた代償として、今、目の前に、約30,000字の論文原稿があるわけで。「自信作か?」と問われると、即座に首肯できないが、僕でないとなかなか書けそうにない変わった論文であることは確かだ。四半世紀ほどマルサスの経済学を研究しているが、見たことのないタイプの論文である。

明日から5連休。しっかり休む!(本当に疲労困憊しているので・・・)

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