Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

恩師逝く

研究会(1月27日)報告原稿の執筆、論文査読コメントの作成。『これからはじめるドイツ語入門』を73ページまで(全223ページ)。

夕刻、訃報が届く。恩師田中秀夫先生ご逝去。昨年夏より体調を崩されて入院生活を送っておられたが、12月に永眠されたとの連絡が本日ご家族から届いた。まだ74歳。さすがに若すぎる。門下生で分担して関係者に慌ただしく連絡する。

学問的にも人間的にも、非常に懐の大きい、素晴らしい先生だった。亡くなられたからヨイショしているわけではなくて、心からそう思っている。研究者として赤子の状態からここまで育てていただいた。永遠の別れの前に、もう一言だけでも、言葉を交わしたかった。「34年間、本当にありがとうございました」と。どんなに感謝してもしきれない、巨大な学恩に、今さらながら身が震える。先生と出会わなければ、今の自分は100%なかった。田中ゼミ1期生として過ごす時間は、最高の仲間にも恵まれ、至福であった。思い出がありすぎて、帰りの京阪電車の車内で突然涙が噴き出してきて困った。

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3番目の動画の冒頭に登場するHarry Dickinson教授の主著を田中先生と共訳したのがこれ(17分あたり)である。

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