Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

あの超絶的にまずい薬をさらに一か月

実家を12時半過ぎに発ち、15時に京都の自宅へ戻る。薬がちょうど切れてしまい、帰宅後すぐに近所の耳鼻科へ、1か月分の薬を処方してもらう。あの超絶的にまずい薬を1日3回、これからまだ1か月服用し続けなければならないかと思うと、さすがに気が滅入る。

難聴の影響により移動中の電車内でほとんど読書できないのがつらい。唯一できたのは『これからはじめるドイツ語入門』の復習(活用表をぼんやり眺める)くらいだろうか。

定員(25名)を大幅に超える43名もの履修登録があった「経済学プロジェクト演習(ディベートを学ぶ)」(金3)の抽選が出張中に行われ、履修者25名の顔ぶれが決まった。僕は抽選に一切ノータッチであり、教務センターがアトランダムに25名を選んだわけだが、数日前の座禅会にも参加していた23期生のONSさんが抽選から漏れていなくて良かった。なお、25名の内訳は驚くべきことに3回生11名に対して4回生14名となっており、出席超重視の授業であるにもかかわらず4回生のほうが多い。前代未聞。果たしてどんな授業になるのか、今から楽しみでならない。

【7418】

「不埒な悪行三昧」

10時前に東陽町のビジネスホテルをチェックアウト。*1東京駅10時48分発の新幹線に乗り、13時45分に姫路駅に到着する。しばらく地下街を徘徊し、山陽百貨店地下の「御座候」でわらび餅を買う(子どもたちへのお土産)。

姫路市大塩町の生家は55年8か月たっても健在。この長屋の一角で4歳まで過ごしたのだ。

この長屋の前で、まだ赤ん坊だった自分が父と一緒に収まった写真がこれである。おそらく1969年(昭和44)年の春(今頃)であろう。

15時に実家到着。子どもたちはおばあちゃん(母)に甘えたいだけ甘えていた模様。ただその甘えが「不埒な悪行三昧」と言うべきレベルにまで達しており、おばあちゃんもかなり疲労困憊していたので、父親としては雷を落とさざるをえなかった。ああ、気分悪い。もう小6(娘)&小2(息子)なのだから、こんなしょーもないことを父親に何度も言わせないで欲しい。実家に宿泊する。

【6628】

*1:R&Bホテルはなかなか快適だった。東京駅へも一本で便利だし、また利用してもいいかな。

経済学方法論フォーラム@関西学院大学丸の内キャンパス

2024年度初めての出張。8時起床。9時過ぎに京都の自宅を出て、12時半過ぎに東京駅に到着。13時半から18時まで関西学院大学丸の内キャンパスにて研究会。UEMYさんの研究報告と翻訳プロジェクトの検討会。18時半から神田で懇親会。東陽町のビジネスホテルに宿泊。東陽町駅で下車するのは初めて。特に好んで選んだわけでなく、見つけることのできた1泊1万円以下のビジネスホテルで都心にいちばん近かったのがここだったからにすぎない。東京の宿泊費の高騰は本当に頭が痛い。

次回の方法論フォーラムは記念すべき第50回の研究会。小樽商科大の札幌サテライトで開催される予定だが、飛行機に乗れない(主治医から許可が出ていない)自分はどうすればよいのか!? 2010年以来となる海路(舞鶴~小樽)での移動か!?*1

【7217】

授業開始

今日から授業開始。3限、経済学プロジェクト演習(ディベートを学ぶ)。4限、22期(4回生)ゼミ。右耳は相変わらず不調で、きちんと授業をこなせるのか、不安で仕方がなかったが、何とかやりきった。

天満(ビアベリー)で一杯だけビールを飲んで帰ろうとしたところ、たまたま隣の席に座っていたシアトル出身の精神科医ライアンさん(奥さんは日本人、枚方出身で帰省中)から話しかけられ、小1時間ほど世間話に興じる。一緒に帰ろうとしたら、大阪環状線が運行を見合わせており、堺筋線&京阪へとガイドすることに。

【9206】

23期生座禅会(20回目!)

春の恒例のゼミ行事である座禅会を開催した。nakcazawaゼミとしては記念すべき通算20回目*1、23期生にとっては最初のゼミ活動にあたる。TNさんとNSDくんが幹事を買って出てくれたので、二人のご厚意に甘えて、日程調整やお寺&体験学習の選択など、何から何までほとんどすべてをお任せした。残念ながら16名全員が参加できる日程が見つからなかったようで、全16名のうち1名が欠けて15名の参加となった。座禅は9期生以来14年ぶりに建仁寺両足院でご指導いただくことになった。

「晴れ男」健在。昨日の雨はすっかり消え去った。10時に建仁寺両足院前に集合。遅刻者なし。優秀だ。座禅を指導してくださったのはまだ30代の若い僧侶(品部東晟さん)であったが、説法のクオリティが尋常なく高い。座禅の奥深さをはじめ、とても多くの「気づき」を与えていただき、心の底から感服した。道場の眼前に広がる日本庭園の美しさも格別で、過去20回で最高級の座禅体験となった。

四条河原町の「ミュンヘン」で昼食。15時半開始の体験学習まで2時間以上もあったので、時間潰しを兼ねて、安井金毘羅宮に立ち寄ってから、清水寺方面(二年坂、三年坂)へ。だが、観光シーズン真っ只中であることに加えて、円安による外国人観光客の急増で、信じがたいレベルの大混雑に遭遇してしまった。のろのろ歩きしかできず、清水寺の門前にたどり着いた時にはすでに参拝の時間は残ってなかった。もっとも、ゼミ生たちにとっては参拝よりもソフトクリームの優先順位のほうが高かったようで、no problemであったが。

15時半から「日本文化体験 庵an京都」@烏丸五条で練り切り和菓子作り体験。参加者はわれわれを含めて30~40名くらいいたように思うが、少なくとも半分は外国人観光客で、ここでもインバウンド需要の炸裂を実感することになった。インストラクターの説明も英語と日本語が交互で、これはこれで面白い。英語で仕事をすることを23期生がイメージしやすい環境だったように思う。

kyoto.nipponbunkan.com

左はサンプル、右は僕が作ったもの。桜とタンポポがモチーフの和菓子なのだが、う~ん・・・(嘆)。

17時に予定されていたすべてのスケジュールを終え、現地解散。和歌山・加古川在住のゼミ生もおり、彼らにとっては往きも帰りも相当な長旅になってしまうが、ゼミ行事でなければわざわざ京都まで来て座禅を体験をする機会もないだろう。「楽習」してもらえたことを願うばかりである。

とにかく、無事に終わって何より。これがいちばん大事。切り盛りしてくれた幹事とゼミ長に最高の感謝!

おまけ:20年前、2004年3月1日に実施した第1回座禅会の写真。座禅体験を終えた後に訪れた、清水寺の舞台の上で写したもの。55-20=35歳でした。

【14116】

*1:1回目=2004年=2・3期生/2回目=2005年=4期生/・・・/17回目=2020年=19期生/18回目=2022年=20・21期生/19回目=2023年=22期生/20回目=2024年=23期生

日にち薬?

朝一で京大病院呼吸器内科へ。メニエール病を患ってから初めての診察だったが、主治医はさほど驚いた様子もなく、軽く受け流した(「あまりストレスを抱え込みすぎないように」と言った程度)ので、自分が感じているほど深刻な病いでもなく、日にち薬なのだろう。それならば精神的にかなり救われるのであるが。

午後から大学へ。マルサス学会事務局の仕事に勤しむ。マッサージ@天六を経て、KBさんと夕食@西梅田。

【12485】

木下大サーカス大阪公演@森ノ宮特設会場

今日は春休みの家族サービスの日。家族4人そろって木下大サーカスを大阪・森ノ宮まで観に行く。開演時刻(14時)の15分前に現地に到着。

木下大サーカスは、過去に一度、8年前*1に家族で観に行った。その時にまだ生まれていない息子は当然今回が初めてであり、娘も当時(3歳半)の記憶はほとんど残ってないと言う。初めてでも二度目でも、大人でも子どもでも、とことん楽しめる内容であることは間違いないので、今春の大阪公演の開催を知って即決した。*2

いやぁ、感動。何から何まで素晴らしかった。まず、会場に向かって歩くうちに視界にテントが入ってきただけで、わくわく感が湧き出てくる。*3内容は前回とほぼ同じ定番のものだったが、間近で観るスペクタクルの連続は何度観ても興奮する。やはり生はすごい!(個人的にはバイクショーに超大興奮。)暗転中の大道具の転換の見事さにも感心した。家族全員、大満足であった。観に行って本当に良かった。*4数年後に関西公演があれば、ぜひまた観に行きたい。その時に子どもたちは一緒に観に行ってくれるだろうか?(苦笑)

サーカス終了後、前々から「おばあちゃん(僕の母)のところへ泊まりに行きたい」と言っていた子どもたちを、森ノ宮から直接実家に連れて行く。子どもたちがおばあちゃんと会うのは昨年7月以来9か月ぶりになる。時間が許せば僕も実家に一泊したかったが、明日は朝一で京大病院呼吸器内科の診察があり、とんぼがえりせざるをえなかった。実家での滞在時間はわずか45分。23時半過ぎに帰宅。さすがに1日で往復するのはしんどい。これもまた父親の仕事。

今日から来週月曜(4/8)までの一週間、子どもたちはおばあちゃんに甘えたいだけ甘えることだろう。母の幸せいっぱいな顔が目に浮かぶ。

【15954】

*1:2016年3月22日 https://nakcazawa.hatenablog.com/entry/20160322/p1

*2:奮発していちばん高い「リングサイドA 大人8000円 子ども6500円」(入場券+指定席券)を購入。

*3:ボリショイサーカスは会場が島津アリーナだったため、その種のわくわく感がどうも希薄だった。https://nakcazawa.hatenablog.com/entry/20190720/1563625161

*4:音声がモノラルでしか聞こえず、しかもかなり激しいノイズ混じりになったのが残念。もちろん原因は僕の右耳の不調にあるわけだが。

新年度スタート

新しい年度が今日からスタート。千里山奉職後、実に27回目の春になる。今55歳なので、何と人生の半分を千里山で過ごしていることになる。ありがたいことである、と何はさておき最初に言うべきであろう。そうは言いながらも、こんなにも低空飛行の体調で新年度を迎えるのは初めてであり、普通に授業ができるのか、不安でいっぱいである。愚痴や嘆き節の多い教員と接して、気持ち良く感じる学生はいないわけなので、これからしばらくの間は「空元気」を注入して、少しずつ気持ちを盛り上げて行かねばならない。

キャンパス内は入学式で華やいだムードだが、僕には関係なし。授業開始初日(4月5日)にいきなり2コマ授業があるので、今日はその準備に勤しむ。資料を印刷したり、LMSにアップしたり。マルサス学会事務局の仕事も進める。昨日で同志社大会(7月6-7日)のcall for papersを締め切ったが、すでに十分な数のエントリーが集まり、追加のcall for papersの必要がなくなった。

研究棟前の桜は満開寸前。

城田俊『現代ロシア語文法』を99ページまで(全667ページ)。

【9662】

田中秀夫先生が夢に登場

昼寝中の夢の中に、田中秀夫先生がついに登場。たくさん話した。話している最中に「先生は亡くなっているから、これはもしや幽霊?」と疑問に思い始めたら、「それじゃ、僕はそろそろ帰るから」とその場を去られた。

あっと言う間に姿が見えなくなったので、その方向を急いで追いかけたら、沖縄料理店の前に出て、その路上のテーブルでAOKさん、YWTさん、TSDさん、YMOさんの4名(いずれも同業者)が飲んでいた。

僕が彼らに「今、田中先生がこの前を通らなかった?」と尋ねたら、TSDさんが「『珍しいメンバーで楽しそうに飲んでるやないか?』と田中先生に言われました。ついさっき、駅のほうに向かわれました」と返答。

僕が彼らに「あれは先生の幽霊だよ」と告げた瞬間に、夢から覚めた。なかなかハードな夢だったけど、最後にもう一度お話しできた良かった。こうやって毎日少しずつ喪失感が薄れていき、先生がいない新しい日常に慣れていくのだろうな。

ちなみに、この夢には明らかな元ネタがある。山田太一の小説『異人たちとの夏』だ。どうやら僕は夢の中で創作活動(と言ってもほぼパクリ)をやってしまったようだ。

それにしても、すごい偶然だ! 「『異人たち』山田太一の傑作小説「異人たちとの夏」を映画化!2024年春日本公開&邦題決定!」 聴力が回復したら、ぜひ映画館に見に行きたいな。
www.searchlightpictures.jp

【74】

のんびりぼんやり

休日。黄砂を避けて、終日自宅で過ごす。耳の不調で本を読んだり音楽を聴いたりする気力もないので、仕事メールを何通か書いた以外は、特に何もせずにのんびりぼんやり過ごした。

マルサス学会事務局の重要な仕事の1つとして、次回大会(7/6-7, @同志社)のプログラムの作成があるが、それについてはここ数日でかなり目途が立った。うれしい。

【883】