Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

耳鼻科医からのアドバイスに忠実に生きる

新学期開始早々の疲労困憊が甚だしく、昨夜から今朝にかけて9時間近くも爆睡したにもかかわらず、今日の日中に2時間以上も昼寝に興じる始末。ただ、メニエール病の早期完治のためには、ストレスフリーな生活を送ることが何よりも重要だと耳鼻科医から告げられているので、そのアドバイスに忠実に生きようとすると、どうしてもこうなってしまう(苦笑)。

終日、自宅から一歩も外へ出なかったが、マルサス学会の事務局仕事を少しだけ進めた。『年報』次号の校正作業も終了し、あとは刊行を待つのみ。次回大会@同志社(7月6-7日)のプログラム(案)も完成。今のところ、すべてが順調に進んでいる。ただ会計処理(監査)は不慣れなので、きちんとできるのか心配だ。

今年度の「経済学説史1」の履修者数は110名でほぼ確定かな。毎年このくらいの人数だと講義しやすい。ただ、強力な裏番組(同一曜限の授業)が今年度限りになる(担当者が定年退職される)ので、来年度以降のことはまったく読めない。

来週末は今年2度目となる仙台出張(経済学史学会東北部会@東北学院大)である。手頃な値段の宿泊ホテルを探すのにかなり難儀したが、何とか確保できた。4/20が学会本体で、翌4/21は東日本大震災の関連施設を視察するエクスカーションである。被災地を訪れるのは12年ぶり2回目になる。

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【36】

今日もヘトヘト

今日から授業は2巡目。午前中は授業準備。何ごとも最初が肝心。念入りに。

3限、ディベート。抽選によって43名から25名に履修許可が出たが、1名が履修辞退、1名が無断欠席とは、抽選から外れた者が知ったら憤るであろう。*1くじ引きで授業前半のグループメンバーを決め、自己紹介を兼ねたアイスブレイクからスタート。信頼できるデータの集め方、論理の飛躍・矛盾をなくすには、等を講義した後、それらに関連したグループディスカッション。あっと言う間の90分。なかなかいい感じでスタートを切れた。

4限、22期(4回生)ゼミ。13名中11名出席。「論文の書き方」講座の2回目。終了後、FJT君とYMMT君が研究室に来たので、卒論や就活のことなどで、しばし歓談。

やはり新学期開始早々はめちゃめちゃ忙しい。残務がなかなか片付かず、結局20時過ぎまで残業。今日もヘトヘトである。

発症からちょうど2か月。難聴はよ治らへんかな。こんな手足を縛られたような状態で授業するって、マジでキツいぞ。しかも疲労&難聴で読書も語学の勉強も音楽鑑賞も満足にできず、楽しみらしい楽しみが全然ないぞ。

ともあれ、明日と明後日はしっかり休む。今や休むのも仕事の一部(と思うようにしている)。

【8051】

*1:学生にはなかなか理解してもらえないであろうが、演習形式の授業でいちばん困るのは、無断欠席・遅刻・早退の頻発である。3名でグループディスカッションさせようとして、2名がいきなり休んだらどうなるか? きちんと出席している1名を放置するわけにはいかないから、グループメンバーを組み替える所作が必要になる。こうやって事前に準備している段取りがことごとく崩されると、授業がぐでんぐでんになりかねない。

授業が一巡

先週金曜から始まった今学期の授業は、木曜日の今日で一巡。

2限、経済学説史。履修登録者は今日現在、昨年度(380名)の1/3以下の117名。成績評価の方法をレポート試験から論述試験に変えたことの影響が大きいかもしれない。ただ、履修者が少ないと授業中の教室管理が楽なので、耳鳴りがなかなか治らない右耳にはとてもやさしい。

3限、23期(3回生)ゼミ。記念すべき第1回は恒例の「ほめほめ授業」。ゼミ生には与えられたお題(サンタクロース、牛、パンダ、カマキリ、金太郎、鬼など)の絵を記憶だけにもとづいて1分間で描いてもらい、別のゼミ生がその絵を(どんなに下手くそな絵であっても)1分間ひたすらほめまくる。そのほめ方のうまさを競い合う。16名が4名×4ブロックに分かれて予選を戦い、予選を勝ち抜いた4名で決勝を戦う。優勝はTNK君。教室は和気藹々としたムードに包まれ、上々の滑り出しとなった。

5限、ワークショップ。今春の一般入試合格者の入学手続き率が例年よりかなり高かったため、クラスサイズもここ数年で最大の30名。快活な学生が多いのはうれしいが、そのぶん私語が多くて騒がしく、耳にやさしくない。自分の声をモニタリングするのに苦労する。自己紹介動画の作成・提出を課題として求めたところ、メールに添付して送ることに苦手意識があるのか、クラスの人数(30名)の半数近い14名とLINEでつながることになってしまった。こんなの初めて。

久々の1日3コマ授業なので、さすがにヘトヘト。しかし、明日3限のディベートの授業の準備がなかなか終わらず、結局20時過ぎまで残業。

【8828】

会議が3つ

子どもたちは今日から小学校(娘は小6、息子は小2になった)。父親は新年度最初の会議日。教授会・大学院委員会・入学制度検討委員会。終了後、明日の授業準備。

右耳の難聴が少しマシになってきた気がするので、通勤電車の中で試しに『ニューエクスプレスプラス ドイツ語《CD付》』の音声教材を聴く。長時間でなければ、これでもかなりしっかり勉強できそうだ。本を読むにはまだ少ししんどいところがあるし。

【9064】

大学院は不開講の見込み

昨年度春学期はディベートの授業(学部)を火曜4限に、大学院を金曜4・5限に配置したが、ディベートの履修希望者が想定外の30名(定員25名)もあった。5名だけ受講を断るのも気の毒なので、30名全員の受講を認めることにしたが、さすがにしんどかった。今年度はもう少し減らしたいと思い、ディベートを金曜3限に配置し、その代わりに大学院を火曜4・5限に移動させた。一般的傾向として、学部3・4回生には火曜よりも金曜のほうが不人気だからである。ところが蓋を開けてみたら、昨年度よりもさらに多い43名もの履修希望者がおり、こちらの思惑は大外れ。*1

火曜に移動させた大学院であるが、2016年度から2023年度までは常に履修者がいたが、今年度は今日現在、履修希望者ゼロ。まだ履修変更が可能な期間内であるので(4月11日まで履修変更可能)、念のため今日の4・5限は研究室で待機したが、やはり誰も現れなかった。どうやら今年度は2015年度以来9年ぶりの不開講となりそうだ。最近の体調がイマイチすぎるので、担当授業のコマ数が減ってくれるのは、正直かなりありがたい。

先日の東京出張(方法論フォーラム)で新しい書籍の企画が持ち上がった。某出版社にUEMYさんを介して連絡をとったところ、さっそく来週月曜に編集者が研究室を訪ねてくれることになった。ありがたい。

天満(マッサージ)経由で帰宅。

『これからはじめるドイツ語入門』を123ページまで(全223ページ)。

【10395】

*1:すでに抽選により25名の履修者が決定している。自分としては、12~16名くらいが理想のクラスサイズなのだが、なかなか思うようにならない。

あの超絶的にまずい薬をさらに一か月

実家を12時半過ぎに発ち、15時に京都の自宅へ戻る。薬がちょうど切れてしまい、帰宅後すぐに近所の耳鼻科へ、1か月分の薬を処方してもらう。あの超絶的にまずい薬を1日3回、これからまだ1か月服用し続けなければならないかと思うと、さすがに気が滅入る。

難聴の影響により移動中の電車内でほとんど読書できないのがつらい。唯一できたのは『これからはじめるドイツ語入門』の復習(活用表をぼんやり眺める)くらいだろうか。

定員(25名)を大幅に超える43名もの履修登録があった「経済学プロジェクト演習(ディベートを学ぶ)」(金3)の抽選が出張中に行われ、履修者25名の顔ぶれが決まった。僕は抽選に一切ノータッチであり、教務センターがアトランダムに25名を選んだわけだが、数日前の座禅会にも参加していた23期生のONSさんが抽選から漏れていなくて良かった。なお、25名の内訳は驚くべきことに3回生11名に対して4回生14名となっており、出席超重視の授業であるにもかかわらず4回生のほうが多い。前代未聞。果たしてどんな授業になるのか、今から楽しみでならない。

【7418】

「不埒な悪行三昧」

10時前に東陽町のビジネスホテルをチェックアウト。*1東京駅10時48分発の新幹線に乗り、13時45分に姫路駅に到着する。しばらく地下街を徘徊し、山陽百貨店地下の「御座候」でわらび餅を買う(子どもたちへのお土産)。

姫路市大塩町の生家は55年8か月たっても健在。この長屋の一角で4歳まで過ごしたのだ。

この長屋の前で、まだ赤ん坊だった自分が父と一緒に収まった写真がこれである。おそらく1969年(昭和44)年の春(今頃)であろう。

15時に実家到着。子どもたちはおばあちゃん(母)に甘えたいだけ甘えていた模様。ただその甘えが「不埒な悪行三昧」と言うべきレベルにまで達しており、おばあちゃんもかなり疲労困憊していたので、父親としては雷を落とさざるをえなかった。ああ、気分悪い。もう小6(娘)&小2(息子)なのだから、こんなしょーもないことを父親に何度も言わせないで欲しい。実家に宿泊する。

【6628】

*1:R&Bホテルはなかなか快適だった。東京駅へも一本で便利だし、また利用してもいいかな。

経済学方法論フォーラム@関西学院大学丸の内キャンパス

2024年度初めての出張。8時起床。9時過ぎに京都の自宅を出て、12時半過ぎに東京駅に到着。13時半から18時まで関西学院大学丸の内キャンパスにて研究会。UEMYさんの研究報告と翻訳プロジェクトの検討会。18時半から神田で懇親会。東陽町のビジネスホテルに宿泊。東陽町駅で下車するのは初めて。特に好んで選んだわけでなく、見つけることのできた1泊1万円以下のビジネスホテルで都心にいちばん近かったのがここだったからにすぎない。東京の宿泊費の高騰は本当に頭が痛い。

次回の方法論フォーラムは記念すべき第50回の研究会。小樽商科大の札幌サテライトで開催される予定だが、飛行機に乗れない(主治医から許可が出ていない)自分はどうすればよいのか!? 2010年以来となる海路(舞鶴~小樽)での移動か!?*1

【7217】

授業開始

今日から授業開始。3限、経済学プロジェクト演習(ディベートを学ぶ)。4限、22期(4回生)ゼミ。右耳は相変わらず不調で、きちんと授業をこなせるのか、不安で仕方がなかったが、何とかやりきった。

天満(ビアベリー)で一杯だけビールを飲んで帰ろうとしたところ、たまたま隣の席に座っていたシアトル出身の精神科医ライアンさん(奥さんは日本人、枚方出身で帰省中)から話しかけられ、小1時間ほど世間話に興じる。一緒に帰ろうとしたら、大阪環状線が運行を見合わせており、堺筋線&京阪へとガイドすることに。

【9206】

23期生座禅会(20回目!)

春の恒例のゼミ行事である座禅会を開催した。nakcazawaゼミとしては記念すべき通算20回目*1、23期生にとっては最初のゼミ活動にあたる。TNさんとNSDくんが幹事を買って出てくれたので、二人のご厚意に甘えて、日程調整やお寺&体験学習の選択など、何から何までほとんどすべてをお任せした。残念ながら16名全員が参加できる日程が見つからなかったようで、全16名のうち1名が欠けて15名の参加となった。座禅は9期生以来14年ぶりに建仁寺両足院でご指導いただくことになった。

「晴れ男」健在。昨日の雨はすっかり消え去った。10時に建仁寺両足院前に集合。遅刻者なし。優秀だ。座禅を指導してくださったのはまだ30代の若い僧侶(品部東晟さん)であったが、説法のクオリティが尋常なく高い。座禅の奥深さをはじめ、とても多くの「気づき」を与えていただき、心の底から感服した。道場の眼前に広がる日本庭園の美しさも格別で、過去20回で最高級の座禅体験となった。

四条河原町の「ミュンヘン」で昼食。15時半開始の体験学習まで2時間以上もあったので、時間潰しを兼ねて、安井金毘羅宮に立ち寄ってから、清水寺方面(二年坂、三年坂)へ。だが、観光シーズン真っ只中であることに加えて、円安による外国人観光客の急増で、信じがたいレベルの大混雑に遭遇してしまった。のろのろ歩きしかできず、清水寺の門前にたどり着いた時にはすでに参拝の時間は残ってなかった。もっとも、ゼミ生たちにとっては参拝よりもソフトクリームの優先順位のほうが高かったようで、no problemであったが。

15時半から「日本文化体験 庵an京都」@烏丸五条で練り切り和菓子作り体験。参加者はわれわれを含めて30~40名くらいいたように思うが、少なくとも半分は外国人観光客で、ここでもインバウンド需要の炸裂を実感することになった。インストラクターの説明も英語と日本語が交互で、これはこれで面白い。英語で仕事をすることを23期生がイメージしやすい環境だったように思う。

kyoto.nipponbunkan.com

左はサンプル、右は僕が作ったもの。桜とタンポポがモチーフの和菓子なのだが、う~ん・・・(嘆)。

17時に予定されていたすべてのスケジュールを終え、現地解散。和歌山・加古川在住のゼミ生もおり、彼らにとっては往きも帰りも相当な長旅になってしまうが、ゼミ行事でなければわざわざ京都まで来て座禅を体験をする機会もないだろう。「楽習」してもらえたことを願うばかりである。

とにかく、無事に終わって何より。これがいちばん大事。切り盛りしてくれた幹事とゼミ長に最高の感謝!

おまけ:20年前、2004年3月1日に実施した第1回座禅会の写真。座禅体験を終えた後に訪れた、清水寺の舞台の上で写したもの。55-20=35歳でした。

【14116】

*1:1回目=2004年=2・3期生/2回目=2005年=4期生/・・・/17回目=2020年=19期生/18回目=2022年=20・21期生/19回目=2023年=22期生/20回目=2024年=23期生