昨年3月11日に発生した東日本大震災から11か月が過ぎようとする今年2月6日に、ようやく被災地を訪れることができました。訪れたのは宮城県石巻市です。
今月末まで石巻で撮影した写真をこのブログのトップに置くことにします。
市の中心部(駅前)は津波の直接の被害を受けなかったためでしょうか、少なくとも建物に関して大きな損傷を感じませんでした。ただ、この高さまで水位が上がった(水浸しになった)という痕跡が、はっきりとわかりました。
市民の多くが避難したであろう高台からの沿岸部方向への眺めです。
津波の直接の被害を受けた沿岸部の光景は、予想していたこととはいえ、たいへん痛ましいものでした。すでに瓦礫が撤去され、更地が広がっていましたが、ところどころに残っている破壊された建築物を見るだけで、被害のすさまじさが伝わってきます。
津波で岸壁に打ち上げられた乗用車が無残に積み重なっています。
市内のいたるところで、このような瓦礫の山が目に入ってきます。
阪神大震災の時、鉄道網が分断され、実家へ帰ろうとして阪神御影駅から阪急御影駅までの廃墟のような道のりを歩いたことが、まるで昨日のことのように思い出されます。
沿岸部にある石ノ森萬画館も津波被害のために休館中ですが、それでも石ノ森作品のオブジェたちが町中いたるところで元気に私たち(研究会メンバー)を出迎えてくれました。彼らはきっと復興のシンボルとなってくれることでしょう。神戸で鉄人28号が復興のシンボルとして活躍してくれたように。
復興への願いをこめて、仮面ライダーV3と記念撮影しました。