Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

架空職員会議

昨日の反動で、今日は朝から疲れ気味。午前中は「特講2」の予習。昼休み&3限、5期生K藤君、M口君からゼミのテキスト選びについて相談を受ける。

4限「5期(2回生)ゼミ」。テーマは「忘れ物と学校」。架空職員会議という新機軸。ゼミ生全員が「小学校6年生のクラス担任」の役を演じ、「自分のクラスの生徒が忘れ物をしないようにするためにどうしたらいいか」を議論する。先生(ゼミ生)間の教育観の違いが炸裂し、かなり盛り上がり、僕も巻き込まれた。表面的に面白いだけではなく内容も伴った充実の90分だったのではないだろうか。「動機づけ」は学校だけではなく職場などにも応用できる広がりのあるテーマだから、今後さらに深く追求してもらいたい。ゼミの議論の進め方についても、まだまだ新機軸を打ち出せそうだ。ゼミ生の頭の柔らかさに期待したい。だって5期ゼミのメイン・テーマは「脱常識の社会経済学」なんだから。*1

5限「特講2」。だんだんと自分のペースが作れるようになってきた。予習が自転車操業なのは相変わらずで、しんどい授業ではあるが、しんどさに見合った充実感もある。第1回の授業アンケートを実施したが、扱っているテーマがテーマだけに、学説史の時よりも率直で生々しい感想が多い。

6限「経済学説史」。今日はハチスン(アダム・スミスの師匠)の道徳感覚の理論について講義したが、前期(1部、デイタイム)よりも確実にうまく教えられている気がする。私語による授業の中断がないために、わかりやすい説明をすることに自分のエネルギーを集中できるのが大きい。

*1:ゼミ生の反応はこちら。http://bbs2.ardor.jp/?0202/nibu