寒い。季節外れの雪。それは惜別の雪?
北大和川大学での特別研究会「貨幣理論の現状と展望」に出席。3月末をもってご退職されるM木先生*1を囲む研究会。院生時代、僕は直弟子ではなかったけれども、先生の厳格な学究姿勢と誠実なお人柄に惹かれて、ゼミに出席した。ゼミ合宿にも恒常的に参加させてもらうほど、深くコミットさせていただいた。今をときめくアントニオ・ネグリを初めて読んだのもM木ゼミでのことだ。*2学恩はとても大きい。今日はたまたま会議等の予定が入っていなくて本当にラッキーだった。今日のような貴重な機会を逃すと一生の後悔の種になりそうだ。多少の無理をしてでも出席したい研究会だった。
M木先生の同僚にあたる北大和川大の先生方、(僕を含む)M先生の元教え子たちが多数結集したこともあって、研究会よりも同窓会と呼ぶほうが似つかわしい和やかな雰囲気。2年後輩のT橋君とは5年ぶり、2年先輩のK岡さんとは8年ぶりの再会だった。院生仲間で校舎の裏のグラウンドでキャッチボールをした時のことをふと思い出した時、胸の奥がほんのり温かく感じられた。教員も院生も事務の方々も家族のように仲が良かった。当時の北大和川大経済学研究科は、総合点で言えば、最高の学習環境だったように思う。「学ぼう」という意欲を素晴らしい諸先生方および院生仲間によって掻き立てられた。その素晴らしい学習環境の一翼を長い年月にわたり担ってくださったM木先生がご退職されるのは本当に寂しく残念なことだ。
懇親会にももちろん参加したが、惜別の思いが強すぎて、一軒目の散会後ただちに帰宅できず。二軒目にもつきあって、終電ギリギリまで飲む結果に。
今日は一日中「学生」でいられた。ただただ楽しかった。やっぱり「学生」は最高だな。明日から「先生」に逆戻りしなければならないことが残念だ。
ちなみに、写真は杉本駅前の中華料理店「広州」の名物(?)メニュー「ニュールーホイハン」。学生時代の大好物で、このたび8年ぶりに入店して味わった。量がすごい。「学生時代はこんなに食べていたのか」と我ながら驚く。ほとんど同じ時期にこの店のこのメニューをHP上に*3紹介している人がいたことにも驚く。僕と同じく写真まで撮っている。世間は広いな。似た人はいるものだ。
- 作者: アントニオネグリ,Antonio Negri,清水和巳,大町慎浩,小倉利丸,香内力
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2003/08/01
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