Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

旧友再会@名古屋(1)

昼過ぎまで自宅で読書。プラトン『饗宴』がとりあげられていた関係で福田和也バカでもわかる思想入門』を読み始めたが、面白くてたまらない。声を出して笑ってしまうほど。14時半過ぎの新幹線に乗って名古屋へ。名古屋市公会堂でのディープ・パープルのライブを観るために。

前日(18日)に大阪でのライブがあったのだが、会場の厚生年金会館が個人的に好きでなく(音響が悪い)、気乗りしなかった。旧友Mさん(名古屋在住)から「名古屋でのライブに行くつもり」いう話を聞いたので、便乗させてもらうことにしたわけだ。

ディープ・パープルはデビューして40年近い超老舗バンドである。メンバーの風貌は「おじさん」と言うよりも「おじさん」と「おじいさん」の中間と言うほうがむしろ正確なくらい。しかし、時の試練を耐え抜いてきたベテランたちの円熟味あふれた演奏は、僕の予想をはるかに上回る素晴らしいものだった。特にイアン・ペイスの躍動感にあふれたドラミングは最高だった。

演奏以上に興味深かったのは観客の反応だろうか。1970年代前半に青春時代を送ったと思しきかつてハード・ロック小僧たちが中年になり、子ども連れでライブ会場に足を運んでいる姿は、微笑ましかった。*1エレキ・ギターを初めて手にした少年が必ず練習する曲と言われるスタンダード・ナンバー‘Smoke On The Water’と‘Highway Star’では、異様なまでの盛り上がを見せた。おじさんたちが総立ちで、こぶしを振り上げ、シャウトする。僕自身、この2曲については、これまで何度聞いたかわからないくらい聞いているし、今さら聞きたいとも思っていなかったが、やはり本家の生演奏は違った。格好いい。名曲が名曲であることを再認識した。

この日はMさん宅に泊めていただく。

寝る前の10分に簡単ダンベル体操→○(1セット、「寝る前」ではなく「外出前」にすませた)

*1:イギリス留学中に行ったデフ・レパードのライブでも、同じような光景が見られた。