世間は祭日であるが、普通に研究室で仕事。
学部学生向けの社会思想史の教科書『社会思想史と現代:古典から読み解くリアリティー』(仮題)の担当章「「人間の権利」は存在するのか?――E.バークとTh.ペインとの論争――」の執筆に本格的に着手する。字数制限が厳しい(16,000字)ので、かなり圧縮した記述が要求される。こんな感じの執筆プランなのだが、うまく制限字数に収まってくれるだろうか?
序 バークとペインの略歴(800字)
第1節 バークのフランス革命批判と「イングランド人の権利」(5,000字)
第1項 『フランス革命の省察』の成立背景と構成
第2項 歴史的権利としての「イングランド人の権利」
第3項 レッセ・フェールと国教会制度
第2節 ペインのフランス革命擁護と「人間の権利」(5,000字)
第1項 『人間の権利』の成立背景と構成
第2項 自然権としての「人間の権利」
第3項 生存権と福祉国家の提唱
第3節 論争の現代的意義」(5,000字)
第1項 女性・子ども・障害者・外国人の権利
第2項 日本国憲法における国民の生存権の保障
第3項 生存権の現在
とりあえず今日は「序」を書き上げる。BGMにはジューダス・プリースト『デモリッション』を使用。明日はもう少し執筆ペースを上げたい。何をBGMに使おうか? 15時過ぎに一段落したので、マーク・フィルプ『トマス・ペイン―国際派革命知識人の生涯』の再読を開始する。読む返すたびに新しい発見のある良書なのだが、第4章の宗教論だけは何度読んでも頭に入ってくれない。
この教科書の執筆メンバーは北大和川大大学院においてN村先生(社会思想史)の指導を受けた学生(元&現)たちで構成されていて、チーフ(編者)はもちろんN村先生。ある種、同窓会めいた企画であるが、「先生の顔に泥を塗るわけにいかない」「先輩・同輩・後輩たちには負けられない」という独特の緊張感もある。その緊張感を楽しみながら執筆を進めたいものだ。
夜は豊津Gにて幼なじみのYさんと鍋をつつく。
ダンベル2セット。BGMはこれ。
クイーン・グレイテスト・ヒッツ III?フレディ・マーキュリーに捧ぐ?
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