Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

進行状況は9割

雨天。終日、社会思想史教科書の原稿の執筆。進行状況は9割と言ったところ。節・項の構成がようやく固まってきた。

序 バークとペインの略歴
第1節 バークのフランス革命批判と「イングランド人の権利」
 第1項 『フランス革命省察』の成立背景
 第2項 歴史的権利としての「イングランド人の権利」
 第3項 ‘prescription’の思想
 第4項 レッセ・フェールと国教会制度
第2節 ペインのフランス革命擁護と「人間の権利」
 第1項 『人間の権利』の成立背景
 第2項 自然権としての「人間の権利」
 第3項 生存権福祉国家
第3節 論争の現代的意義
 第1項 生存権の現在
 第2項 女性の権利と子どもの権利
 第3項 外国人の権利
 第4項 未来世代の権利と動物の権利

今のところ、全体の字数は17000字を少し超えたくらい。第1・2節で13500字費やしているので、何とかして1000字は減らしたい。そして、まだ殴り書き状態の第3節を手直しすれば、一応、完成ということになる。第3節については、もともとの予備知識のインプット量が少ないため、手直しに苦労しそう。今回この原稿を書いていて痛感したけれど、基本的人権の思想って本当に奥が深い。一つのことを調べているうちに、調べたいことが芋づる式にどんどん増えて困った。もっとたくさんの時間が残されていれば、奥深い論考に仕上げられたと思うけど、ギリギリまで着手できなかった自分に責任があるから、それは言っても仕方のないこと。

昨日・今日と僕を精神的に支えてくれたのは、ラウドネスの新譜である。再結成前と再結成後の異なる曲調が見事に融合しており、新旧両ファンから高い支持を得られるはず。音の抜けとバランスがすごく良い。大音量で聴きたい快作。

METAL MAD

METAL MAD

帰宅後、アマルティア・セン貧困の克服―アジア発展の鍵は何か (集英社新書)』と長尾龍一憲法問題入門 (ちくま新書)』を斜め読み。「リンカーン」も観る。エビ・カニが大の苦手な僕だが、そんな僕でもあの伊勢エビの扱い方はさすがにもったいないと思う。

腹筋4セット。