Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

鉢植えの元気回復を願って

鉢植え


一か月くらい前、食卓の上の鉢植えが元気を失っていることに気づいた。葉にも茎にも枯れが目立ってきた。その時は「エアコン(ドライ)のせいだろう」と思い、その後、日あたりと水遣りにずっと気をつけていたが、なかなか本来の元気を取り戻してくれない。何だか痛々しくに思えてきた。毎日視界にに入ってくるものに元気がないと、見ているほうまで元気を奪われそう。そこで、ダメモトで、土を入れ換えてみることにした。

近所のジャスコで土を買う。一袋100円。こんなに安いものなら、もっと小まめに入れ換えるべきだったかもしれない。入れ換えるために植木鉢から出したところ、もっと根が張っていると思ったら、そうでもなかった。根っこでつながっている一つの幹だと思っていたら、実は三つの幹だった。植木鉢の底に石を轢いていなかったから、水はけが悪かったのかもしれない。これで元気になってくれるかな? 明日からの楽しみが一つ増えた。

自転車で茨木の街をウロウロしようと準備していたところに、空からポツポツと水滴が落ちてきた。仕方がないので、自宅でのんびり過ごす。

「経済学説史」の講義で流すビデオ教材(高校講座世界史の近世イギリス史の回)のチェックをする。

大学院「経済思想史研究」の予習として、テキスト『孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生』の精読を開始する。第1章「米国における社会変化の考察」は、文学的な格調も高く、読み手の心を揺さぶる。名著との評判に偽りなし。

松本清張傑作短篇コレクション〈上〉 (文春文庫)』収録の最初の4編「或る「小倉日記」伝」「恐喝者」「一年半待て」「地方紙を買う女」を読む。「或る「小倉日記」伝」は、高校2年生の時に現代文の夏休みの宿題として読書感想文を書いて以来、実に23年ぶりの再読ということになる。当時の僕に鮮烈な印象を残した(具体的にどうだったかは記憶が曖昧だが)この名短編をもう一度じっくりと読み直してみたいと前々から思っていた。仕事上読まなければならない本が多すぎて、なかなかその機会を作れずにいたが、たまたま今日その機会が訪れた。やはり名作だ。主人公は、障害と貧困と苦しめられながら、地道で懸命な学問的努力を続けるけれども、その努力は結局報われずに終わってしまう。そんな主人公の人生は最近の学生の目にどんなふうに映るのだろうか?

ダンベル2セット、腹筋2セット。BGMはこれ。

BLACK WIDOW −ONCE AND FOR ALL− [DVD]

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