Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

マルタン教授セミナー

会計決算の年度末締めの関係で、学会開催(昨日のYSSのこと)補助費の申請書類は必ず今日中に提出するよう事務方から指示されていた。その手続きのために大学へ。どうしても印鑑が必要だとのことで、電話やメールですませられる用件ではなかったようだ。会場費について、「見積書ではダメで請求書が必要」とのことで、請求書を書いてもらうために総務課へ。11年勤務しても、いまだに事務方の論理をよく理解できずにいる。

「ESHET-JSHET」での報告のために来日されているカトリーヌ・マルタン教授のセミナーがO阪学飲大学で開催され、それに出席する。セミナーは16時開始なのだが、懇親会幹事を世話人Fさんから仰せつかったので、会場候補を10店ほどに絞り込む作業(セミナー出席者および懇親会出席者はその時になってみないとわからないので、それからでも対応可能な店をピックアップしなければならない)を研究室でやっていたら、けっこうギリギリの時間になってしまい慌てた。

英語でのセミナーだった。マルタン教授はフランス人なので、フランス語訛りは残っているが、ゆっくりはっきりとしゃべってくれるので、かなり聞きやすい。あまり得意でない理論史的な内容だったが、僕の専門であるマルサスが絡んでいたので、だいたいの内容は理解できた。ただ、同意できない解釈が少なからずあったので、その点について質問させていただいた。『経済学原理』は初版ではなく第二版から引用すべきでは? 初版は理論的に不完全な著作だと僕は思っている。

茶屋町の某和風居酒屋にて懇親会。マルタン教授が魚料理を希望されていたので、魚メニューが豊富なその店を選んだのだが、案内された座敷が純和風調で、壁に昇り龍の絵などもあり、大喜びしていただけた。これまで何度も行った店だが、今日の料理がいちばん美味しかった気がする。しかも驚くほど安価だった。彼女のアドバイスに従って、大阪で外国人ゲストを接待する場合には、この店を積極的に利用したいと思う。

ともあれ、今日で学会ツアーが終了した。英語漬けの毎日は本当に疲れたよ。明日から肩のこらない生活に戻れるだろう。筋トレを一日も早く再開させなくては。