経済学史学会関西部会のために東鴨川大へ。部会それ自体が始まるのは13時なのだが、10時からeshet-jshet(来年3月)京都会場の打ち合わせ会がT中先生の研究室にてセッティングされた関係で、8時半過ぎには家を出る。
阪急で茨木市駅から河原町駅へ。普段なら市バス3・17・201系統で東鴨川大に向かうことが多いが、紅葉シーズン真っただ中の京都なので、バスに乗るのは危険この上ない。まったく時間が計算できない。そこで今日は祇園四条駅から出町柳駅まで京阪に乗って、出町柳駅から歩くことにする。
20年近く僕の足であった京阪電車に対する個人的思い入れは大きい。祇園四条駅のホームに入ってくる新型車両を見て興奮する。
中之島線の開通に合わせて導入された車両だと思うが、これまでの京阪電車のイメージとはずいぶんと異なる群青色の車体だ。京阪電車は会社のイメージカラーを変えようとしているのか? 駅名表示プレートもこの色になっているしね。
京阪神以外から訪れている人が多いようだ。京阪から叡電へ乗り換えるエスカレーターでは大半の人が左立ちしている。右立ちに慣れている僕にはかなり違和感がある。関東に来ているみたい。本当にここは地元なのか?
以前住んでいた家の近く通りすぎようとして、かつて頻繁に利用していたコンビニ(サンクス)がつぶれているのを発見する。そして、すぐ近所にセブンイレブンができているのも発見する。商圏が限られているこの業界では「差別化による共存共栄」という経済学の理想の実現はなかなか難しいようだ。どうしても限られたパイを奪い合う破滅的競争に陥ってしまいがち。
東鴨川大キャンパス内の紅葉もなかなか美しい。10時ちょうどにT中先生の研究室に到着する。
それ以降、18時前まで学会の裏方仕事に専念する。全国幹事会が同時進行で開催されていることもあり、部会にしては出席者39名という大盛況を記録した。懇親会(1次)の支払金額が集金額よりも4万円も足りなくなるハプニングに襲われたが、まさしく「心ある人の支えの中で何とか生きてる現在の僕で」(by ミスチル)といった感じで乗り切らせていただいた。2次会にもおつきあい。結局、終電で帰宅する。