マスクをつけて出勤。
午前中はHETSA英語論文の手直し。バーク全集のページ数をチェックする。5月30日の締切を考えると、自力でやれることはほぼやり尽くしたような気がする。中間発表の原稿(学会発表後に書き足すつもり)なので、今の段階で高い費用を払ってネイティヴに校正してもらうのはちょっともったいない(それは最終段階でお願いすべきことのような)気がする。今回は自力オンリーで強行突破しようか・・・。
13時から15時過ぎまで、キャリアセンター主事としてインターシップ希望学生の面接を行う。全学一斉休講中だが、キャリアセンターは通常通りの業務体制である。企業は休んでいないから。
夜は院生M本君と「オリックス対広島戦」(セパ交流戦初戦)を観戦する。
5年ぶりに訪れる京セラドーム大阪(旧大阪ドーム)。そう。大阪近鉄バファローズが消滅してしまったあの年以来である。もちろん僕も球団存続を切望する署名をしたが、思いは実らなかった。形式的にはオリックスと近鉄が合併して「オリックス・バファローズ」が誕生したことになっているが、僕は認めていない。実態はオリックスによる近鉄の吸収である。チームカラーもすっかり変わってしまい、僕は新球団を応援する気持ちにどうしてもなれなかった。*1しかし、去年あたりから少しずつ風向きが変わってきた。近鉄OB大石監督(1989年のV戦士)の就任。2001年Vの立役者の一人ローズの加入(「復帰」とは言いたくない)。そして、今年は大村が加入した。
広島出身の院生M本君が熱狂的なカープファンであったので、彼と一緒にレフトスタンドで観戦することにした。もし自分の心がライトスタンドにあるようなら、今日からオリックス・バファローズのファンを名乗ってもよいだろう。この試合を試金石にしようと思ったわけだ。*2
地下鉄ドーム前駅で下車。懐かしいドームまでの道に、「ミスター・バファローズ #8 Tuffy Rhodes」の看板が・・・。嗚呼、心が疼く。この疼きは何だ!?
グッズ売り場で1回生N山さん(ワークショップの学生さん)がアルバイトをしていてびっくりした。彼女の営業トークに負けて、ローズのタオルを買って(買わされて)しまう。オリックス・ファンじゃないのに・・・。
で、肝心の試合のほうだが、予想以上に客席がガラガラで拍子抜けした。
ちょい、いや、かなりさびしいライト(オリックス)側応援席。観客は広島ファンのほうが多かったんじゃない?*3
遠めにオリックスの応援を見ていたが、近鉄時代のものとずいぶん違うし(上品でおとなしい)、モダンな球団歌も僕のテイストに合わない。*4結果は広島の圧勝。応援力の差か? 広島の応援、ものすごく良かったよ。うらやましい。
そして、赤松が4号満塁アーチを放った直後の広島ファン。
まったく良いところのないまま大敗したオリックスだが、ローズもカブレラも故障中だから、仕方ないのかも。打線が弱すぎるな。弱体投手陣を猛打が支えるというスタイルこそ、バファローズの名前にふさわしい。
それにしても、人生で初めてドームのレフト側に陣取って、何とも気持ちの悪いこと。習慣とは怖いものだ。複雑な気持ちを噛み締めながらも、最終的にたどり着いた結論は、「オリックス・バファローズ、応援せなあかんかも・・・」であった。実は全然結論になってへんけど。梨田が日ハム監督で、礒部・中村紀・岩隈が楽天にいるのが、いまだに解せへんねんもん。