1・2限は授業。3・4限を研究費関係の書類処理と入ゼミ資料の整理に充てる。4・5限の大学院は休講。夕刻から中之島のリーガロイヤル大阪へ移動。昨年*1に引き続き、キャリアセンター主事として企業との就職懇談会に出席する。
今年度の就職状況は僕が千里山大に着任してからの12年間のうちで最悪と言ってよく、就職先が決まっていない現4回生がまだたくさん残っている。本来であれば現3回生が挑む来春の採用に向けての懇談会なのだが、心はどうしても今年度の秋採用の有無のほうに向いてしまう。
「今年は千里山大さんと御縁がなかった。ぜひとも来年は・・・」と人事担当者がおっしゃるので、「来年と言わず今すぐにでも4回生とのご縁を作りますが」と切り返すが、好感触が得られない場合のほうが大半で、さすがに厳しい。しかし、秋採用を行っている有力企業が若干残っていることが判明し、希望の光も差し込む。
7期生D口君・N村さんの人事採用担当者と懇談できた。自分のゼミ生が高評価なのは、やはり嬉しいものである。スペインなKSNKゼミや日本経済史なK原ゼミの卒業生も人事採用担当者として会場に足を運んでくれていた。経済学部の卒業生の活躍も嬉しい。昨年と同様、自分の教え子S井君の姿もあった。*2学生時代とまったく変わらない何事に対してもポジティブな姿勢は、すでに百名を優に超えるnakcazawaゼミ卒業生の中でもピカイチである。いつ会ってもキラキラしている。こちらが元気になる。
ただ、かなりの重労働であった。2時間余り、一杯の水すら口に含む暇がなかった。懇談の傍ら、メモを取る作業を繰り返すのみである。最終的に19社25名と懇談した。終了後に飲んだビールのおいしかったこと。モルツのほのかな甘みが身にしみた。
疲れきっていたが、帰宅後、「記憶が鮮明なうちに」と入手したての情報をゼミ生にメールで送信する。週に一度のお楽しみ「タモリ倶楽部」の録画を忘れるほど、気忙しい一日であった。
*1:http://d.hatena.ne.jp/nakcazawa/20081106
*2:先ごろ亡くなったレヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』を一緒に読んだ。おそらくnakcazawaゼミの学術レベルが最も高かった時期(笑)であろう。