Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

「経済学ワークショップ1」について

1回生配当の入門演習科目「経済学ワークショップ1」は、ルーティンの実習・ガイダンスが全授業回数の過半近くを占める(しかも合併授業が多い)ので、学生にとって同じクラスで学んでいても自由に会話する(or 共同作業をする)機会が意外に少ないのだが、今日の授業ではようやく(実質的には初めて)クラスらしい授業ができたように思う。具体的に言うと、すでに提出してもらった課題レポート「4年間の学習計画+私のキャリアデザイン」について、クラス全体を8班に分けて、班ごとに相互添削(コメント記入)してもらった。(1)第一印象、(2)形式上の不備+誤字・脱字、(3)批判コメント(≒圧迫面接)、(4)賞賛コメント、という4つの視点から、同じ班のメンバーのレポートにコメントを記入してもらった。

それなりの年月を教師として過ごしていると、共同作業(グループワーク)がクラス(or 班)としての結束力の醸成にとっていかに重要であるかを思い知らされるのだが、昨今の状況を鑑みると、そのための機会は教師が意図的に作り出すしかないように思う。今日の授業を見ていても、数分の会話とグループワークだけで結束力を一気に強めてしまう班があるから驚かされる。学生の無限の可能性を体感させられる時、今の仕事を選んで良かったと心の底から思うのだ。(もちろんつらいこともたくさんあるけど。特に最近は。)