2限、経済学説史。4限、大学院(M2)。
関西大学に奉職して13年。今年で10回目のゼミ募集を迎える。今年の2回生のゼミ見学の動きが全体としてかなり遅いことはすでに書いた*1が、それ以上に目立つ(個人的にも気がかり)のが、男子学生が群れをなして方々のゼミ教室や研究室を回っていることである。昨年まではあまり見かけなかった(少なくとも目立たなかった)光景だ。
僕のゼミは「群れることなく自分の判断で行動できる、強靭な『個』をもった学生を求む!」とゼミガイダンスでも謳ったので、その種の学生は最初から敬遠して近寄ってこない。しかし、個人で行動できる男子学生の絶対数が激減したためなのか、男子学生の見学や研究室訪問は例年に比べるとかなり低調だ。凛としていて、「うちのゼミにぜひ来てほしい」と感じずにいられない学生は、大半が女子学生である。経済学部の同僚数人とこの件について話してみたが、同様の印象を持っておられたようだった。男子学生が群れているのが目につく、と。
選考において男女比率を意識することないが、同じ基準で先行するならば、このままではおそらく男子3名に対して女子12名といったかなりいびつな比率になってしまうだろう。学生時代の自分が常に一人で行動していた(群れていると未成熟なガキに見られそうなので嫌だった)ので、どうして彼らはそこまで群れたがるのか、まったく理解できない。ゼミ見学なんて売り込みの場なんだから、一人で見学に行ったほうが、先生や先生ゼミ生に大きなインパクトを残せることは確実なのに、どうしてそうしないのだろうか? 彼らは企業の就職説明会も一緒に回るのだろうか? その時点ですでにほとんどアウトだと思うのだが。
3限のオフィスアワーの時間帯に、2回生男子の訪問があった。今日の訪問客は彼一人だけ。でも、こんなご時世だからこそ、一人で訪問したことを賞賛したくなる。果たして木曜日(申込締切日)に彼はどのゼミを選択しているのだろうか?
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