Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

良い講義を作るには学生の協力が不可欠

今朝は寝起きが悪く、行きの通勤電車の中でもひたすら眠かった。大学に着いてもまだ眠気が抜けない。「今日はダメっぽいなぁ」と不安に思ったが、教壇に立った途端、なぜか眠気が吹き飛んだ。一気にエンジンがかかった。結果的にはなかなか充実した一日であった。

2限の「経済学説史1」は『道徳感情論』の2回目。「是認/否認」「功績/罪科」の道徳判断のメカニズムについて解説する。特に入念な準備をしたわけじゃないのに、講義冒頭から頭の回転も舌の回転も絶好調で、自分自身の評価としては、ほぼ完璧な講義だった。こんなにも思い通りに講義できる時って、一年に数回あるかないかだ。

当然のことながら、オーディエンスにも恵まれた。特にセンター前方に座っていた某男子学生の反応が非常に良好で、今日の講義のペースメーカーになってくれた。先週金曜日の京大の講義でもそうだったけど、受講生の反応が良いと、講義している側もそのムードに乗せられて、つい実力以上のものを発揮させられてしまうようだ。やはり講義は教員と学生が力を合わせて作るものだな。

今日の午後は貴重。会議の予定も面会アポもなく、まるまる自分の勉強に使える。マルサス学会と南山大学社会倫理研究所主催の研究会(ともに7月)での発表原稿の作成をようやく開始する。必要文献は土曜日に休日出勤した際に図書館で集めておいたので、後は隙間の時間に読み進めて、パソコンに打ち込んでいくだけ・・・と言っても、その隙間の時間がどれくらいあるのか、不安であるが。

京大で「反証主義」の話が好感触だったので、次回の授業でもそのトピックについてもう少し話したくなった。そこで以下の文献を参照して知識を追加する。「反証主義」から「観察の理論負荷性」「パラダイム論」への流れがとてもわかりやすく書かれている。

功利主義と分析哲学―経験論哲学入門 (放送大学教材)

功利主義と分析哲学―経験論哲学入門 (放送大学教材)

【10891】 腹筋3セット。BGMはこれ。あまりにも久しぶりに聞いたので、ほとんどの曲を忘れていた。初めて聞くような感覚。ジョー・エリオットの声が今と全然違う。びっくり。

ON THROUGH THE NIGHT

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