学年暦上では21日(土)からすでに始まっている新学期だが、僕にとって今日が実質的な新学期のスタート日。今学期の授業日は月・水・金で、火曜日の今日は授業なし日なのだが、25日(水)と27日(金)の授業準備のために大学の研究室へ。授業の準備(予習→配布プリント作成→印刷)以外にもたくさんの雑務をこなした。
- 春学期に購入した研究用図書の立て替え払いに対する支出願い(研究支援課)
- ゼミ合宿に対する補助の申請(経商オフィス)
- 家族の医療費の補助の申請(人事課)
- 28日(土)の科研研究会の報告原稿印刷
- 図書館地下書庫で新しい論文の執筆に必要な参考図書の探索
いやぁ、忙しい。あっと言う間に一日が終わった。ついに研修期間は終わってしまったのだなぁ(しみじみ)。
ケインズのバーク論について論文を書こうとする場合、ケインズとバークにムーアを加えた三者関係を絶対に無視できないので、バークと功利主義思想の関係についても言及せざるをえなくなる。そのためにはこの本を読まないと。
Radicalism and Reform in Britain, 1780-1850
- 作者: J. R. Dinwiddy
- 出版社/メーカー: Bloomsbury USA Academic
- 発売日: 1992/05/01
- メディア: ハードカバー
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十数年前にこの本の書評を書いた。当時は比較的高く評価していたけれども、今の僕の評価はものすごく低い。だってこの著者、political economistとしてのバークの主著を完全にとらえ損なっていて、バークとアダム・スミスとの関係についても真正面からの考察を避けているから、経済学説史上のバークの位置がまったく判然としない。
- 作者: Francis Canavan
- 出版社/メーカー: Fordham University Press
- 発売日: 1994/01/01
- メディア: ハードカバー
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