Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

娘の郵貯口座の開設&西日本インカレ本選進出

一昨日の休日出勤の代休。インカレ予選会の疲労がまだかなり残っているので、疲労回復を主たる目的としつつ、娘の遊び相手(遊び道具?)を務める。

中京郵便局にて娘名義の郵貯口座を開設し、祖母2人からいただいた1歳の誕生日祝いを貯金する。娘の二足歩行の進化が著しい。もう両手に荷物を持っても大丈夫。毎日が驚きの連続。

夕刻、インカレ予選会の結果が事務局から届く。ついに歴史は動いた! 「ポケットティッシュ」チームが念願の本選(59→10チーム、12月15日)進出を果たした。他の2チームは無念の結果だったが、「ポケットティッシュ」チームが本選に進めたのは、他の2チームとの切磋琢磨があったから。1チーム単独で出場していたり、他の2チームのテンションが低かったりすれば、「ポケットティッシュ」チームもここまで頑張れなかったはずだ。みんな、本当によく頑張った。また過去2年間に先輩ゼミ生が出場して苦杯を舐め続けたからこそ、例年より準備開始を早める決断ができた。その意味では、ゼミ全体で勝ち取った本選出場と言える。本選をゼミ全体の行事として盛り上げてゆきたいものだ。

「ポケットティッシュ」チームは、大手広告代理店の審査員を広告に関するプレゼン内容で唸らせた。わがゼミ生ながら「なかなかたいしたものだ」と誇らしく思う。しかも、ゼミで普段行っている勉強が、決して机上の空論ではなく、実業界の最前線で活躍している方々に認められる価値を含んでいることが確認できて、教師としての自信につながった。かれこれ16年間、大学の教壇に立っているが、自分の教育が大学の外部からポジティブな評価を受けたのは今回が初めてのことである。

僕には企業に正社員として勤務した経験はないし、研究者としての専門分野は経営学でも産業論でもなく、18世紀イギリスの経済思想史だ。思想史研究を通じて培った知見・ものの見方は、現代の社会・経済問題を考える上でもきわめて汎用性が高く有益であると確信しているけれども、あくまで主観・信念のレベルにとどまっていて、それを客観的な形で表現して認めてもらうことがなかなか難しかった。それゆえ、西日本インカレの本選進出は、自分にとっての「悲願」であり、今回その「悲願」を達成できたことを、心底喜んでいる。僕がゼミ生たちにいちばん伝えたいのは、「あたりまえを問いなおす力」「自分の頭で考える力」なのだ。そういう力を身につけた若者が、今の社会をもっと良い社会へと変えてくれることを、僕は信じて疑わない。

さぁ、決戦は12月15日! やったりまっせ!!

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