Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

第27回マルサス学会大会@釧路公立大学

釧路公立大学


第27回マルサス学会大会に出席するため釧路に出張した。

関西から釧路は距離的にも時間的にもたいへん遠い。札幌(新千歳空港)であれば、距離的に遠くても、一本のフライトですみ、時間的に見ればさほど遠くない。しかし、関西から釧路には(盛夏の一時期を除いて)直通便がないため、新千歳か羽田で乗り換えなければならない。飛行機を乗り換えなければならない国内出張は人生初である。

学会本体は24日(土)・25日(日)なのだが、24日の朝一のフライトでは当然間に合わない。23日(金)には4・5限と授業があるのだが、授業を終えてからの便でも、その日のうちに釧路にたどり着けない。そんなわけで、23日の授業をやむなく休講とした。

23日11時半に京都の自宅を出て、13時40分伊丹発、新千歳経由で、17時5分に釧路空港に到着。18時過ぎにホテルにチェックイン。幹事会(24日午前)のメンバーと夕食。釧路は海産物の宝庫。甲殻類がダメな僕でも、つぶ貝、ホッケ、牡蠣、クジラ肉など、絶品の味がいくらでもある。ただ、蓄積疲労(バーク本校正等)に長旅による疲れも加わって、23日夜の時点でかなりグロッキーであった。結局、学会の2日間ずっと、疲労感が抜けなかった。

大会それ自体は、ところどころゆるい報告がいくつかあったものの、全体として見ればまずまずの充実。僕が司会を務めたケインズの報告がいちばん良かった。開催校世話人Fさんのホスピタリティの高さに感動。ただ、疲労と未完成の仕事(バーク本の校正)のために、24日夜の学会懇親会は残念ながら一次会だけでお暇させてもらった。

帰りの便は25日19時10分釧路発、羽田経由で、22時45分関空到着だが、すでに京都への終電がなく、やむなく堺駅前のホテルに宿泊した(26日は堺から千里山へ出勤)。釧路には2泊したが、実質的には3泊4日の出張となった。

僕が1996年にマルサス学会に入会して以来、大会を欠席したのは2002年と2015年(ともに在外研究に従事中)だけである。それくらい思い入れの強い、僕にとって「ホーム」の学会だけに、その大会がここ数年でいちばん忙しい時期に重なり、万全の体調で参加できなかったことが悔やまれる。「釧路に行かずに自宅で体を休めるべきだったかも・・・」と後悔しないために、妻子のためにお土産をたくさん買った。