授業も会議もない木曜日だが、明日の授業の予習が終わっていないので大学へ。
明日が初回の授業となる「経済学特殊講義2(人権の思想史)」の履修登録者は今日現在で80名ほど。5限目ということで集客に苦戦しているが、1限目の「経済学説史2」で大々的に宣伝して3桁の大台に乗せたいところ。履修者が増えるのはありがたいが、高大連携授業なので、大学生の私語がわざわざ大学まで足を運んでくれた高校生を幻滅させることだけは避けたい。私語には厳格に対処しないと。
15回分の講義ノート作りはなかなか大変だが、9年前にこの科目を初めて担当した時と同様にものすごく自分自身の勉強になる。理解があやふやだった立憲主義について、基本から考え直す絶好の機会となった。生存権を含む社会権が人権のリストの中で例外的な項目に属するという視点を獲得できたことは非常に大きい(法学部出身の方には当然の知識かもしれないが)。社会権と自由権の緊張関係は、「国家権力がしてくれることのリスト」vs「国家権力がしてはいけないことのリスト」(→ペインvsバーク)として整理できる。これで講義全体の柱ができた。新聞記事を紹介する際にも、僕なりの切り口を示せそうだし、高校生にも十分に通じる話になりそうだ。たまたま手に取った田村理『僕らの憲法学―「使い方」教えます (ちくまプリマー新書)』がとても役に立った。
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便秘は相変わらず。昨日よりはましだが、本調子からはほど遠い。
【6399】 ダンベル5セット。