Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

Matthew Smithさんとの面会(シドニー27日目)

今日の昼食


ゼミ志望学生とのスカイプ面談から一日がスタート。昼食はタイ風グリーン・カレーを学食でtake awayする。昼食をはさんで14時半まで英語資料の読解に専念する。

15時からシドニー大学での受入スタッフであるMatthew Smithさんと面会し、拙稿改訂のためのコメントをいただく。コメントの大半はたいへん厳しいもので、「これでは海外ジャーナルから二度リジェクトを食らったのも仕方ない」と痛感した。拙稿の最大の問題点は、一言で言えば、論旨が「クリアでない」こと。「とにかく、言いたいことをもっともっとはっきりさせろ」と。そして、「その言いたいことをはっきりとイントロダクションに書かないと。イントロダクションが短かすぎる」と。自分としては自信作の部類に入るので、「ここが面白かった」的なコメントをまったく聞かせてもらえなかったのは少し悲しいけれども、凹んでいても仕方がないし、これが自分の本当の仕事なのだからもっと努力して壁を打ち破るしかない。

一週間ほど前にMatthewから「その日の夜にシドニー*1の同僚たちとfootballの試合を見に行くんだけど、一緒に来ないか?」と誘われた。またとない機会なので、「ぜひ仲間に加えて欲しい」と返事してから、ふと疑問が湧いてきた。「footballって、サッカーとラグビーのどっちなんだ?」 実はどちらでもないことが後になってわかったのだが・・・。

17時前にシドニー大の正門前に集合する。Matthew、同じ専門(経済学史)で旧知のTony Aspromourgosさん、5日にMatthewから紹介していただいた韓国系のDavid Kimさん(Macroeconomics)、そして、今日が初対面となるTimothy Fisherさん(Applied Econometrics)、Donald Wrightさん(Health Economics, Industrial Organisation)、Michael Patonさん(History and Philosophy of Science)、以上6名のスタッフとバスに乗り込み、Paddingtonを目指す。日本と韓国のスポーツ事情(野球、サッカー)にたいへんお詳しいDavidさんとはバスの中で会話での一気に距離が縮まった。まさかサガン鳥栖を知ってるなんて(笑)。「オーストラリアのポテチって塩味がきついよね〜」なんて、アジア系同士だからこそはずむ話題も。結局、彼とは最後までしゃべり倒し、何やら不思議な流れで、8月後半に彼の担当する学部生向けのマクロ経済学の講義でゲストスピーカーとして30分ほど日本経済について話すことになってしまった。ほんまにできるのか、オレ?

http://sydney.edu.au/arts/economics/staff/profiles/kim.david.php

PaddingtonにあるImeprial Hotelでみんな一緒に夕食をとる。ここからもう一名、Les Kentaraさんが合流する。彼はシドニー大のスタッフではないようだが、経営学を専門とされていて、たいへんフレンドリーな方だった。日豪EPA発効に伴う近年のオージービーフ人気の高まり、富士フイルムの近年の業態の大きな変化などについて話したら、とても強い興味を示してくれて、その話題で盛り上がった。

ビールは安くてうまい。「4 PINES」を味わう。

オージービーフのチーズバーガー。でかくて、堅い(笑)。

*1:もらったメールによると、USydと略記するようだ。