ここ数日、肩こりが悪化し、仕事に支障が生じ始めている。なかなか集中できず、作業効率が下がってきている。
講義を免除されて、一日中研究に専念できる環境であるため、机に座っている時間は当然かなり長くなっているが、途中で頻繁に散歩等を挟んでいるため、それだけが原因ではないように思う。むしろ、より本質的な原因は、お風呂に入れない（湯船につかれない）環境にあるようだ。シャワーだけではこわばった体がほぐれない。一晩ぐっすり眠った後でも、寝起き早々、体がこわばっている。
最近、図書館に行く頻度が高くなっているのは、肩こり対策のためである。机に座る時間をできるだけ減らしたいので、図書館前の芝生で寝転がるなど楽なかっこうで論文を読んだりしている。しかし、シドニーの日差しは真冬でもかなり強烈で、長時間日向にいるのは案外つらかったりする。
マッサージのお店の数は多いが、物価水準を反映して、価格設定は日本よりかなり高め。さすがに気楽に利用できない。
何日か連続で完全に仕事をオフにすれば、体も少しはほぐれてくれるのだろうが、8月に入って帰国へのカウントダウンが始まってしまうと、一日も無駄にしたくないという焦りのほうが強まってきて、オフにする踏ん切りがつかない。「一日も早く日本に帰りたい」という気持ちと、「一日でも長くシドニーにいたい」という気持ちが数時間おきに訪れる。どちらも偽らざる本音。困ったことである。
