Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

コーヒー大国オーストラリア(シドニー108日目)

今日の朝食


シドニーに来てからほぼ毎日コーヒーを飲んでいるが、スターバックスには一度しか行ったことがない。なぜか? スタバより安くておいしいコーヒーを出してくれる(しかも店舗の雰囲気も良い)カフェがいたるところにあるからだ。わざわざスタバで飲むメリットがない。

実はオーストラリアは知る人ぞ知るコーヒー大国で、街角にある個人経営のカフェのレベルがものすごく高い。個性的で魅力的なカフェばかりだ。スタバは2000年にオーストラリアに進出したが、当初から苦戦を強いられ、全体の4分の3の店舗を閉鎖し、昨年ついに直営店運営事業から撤退(経営権を譲渡)してしまった。これはかなり衝撃的なニュースだったようで、ネット上でもたくさんの人が話題としてとりあげている。

http://thepage.jp/detail/20140703-00000013-wordleaf

http://matome.naver.jp/odai/2140317087090055701

http://www.hirocoffee.co.jp/hiro/cafekikou03.html

http://www.brooks.co.jp/bob/various/20150628/

http://toyokeizai.net/articles/-/70751

http://www.huffingtonpost.jp/2014/06/19/starbucks_n_5513660.html

基本的にオーストラリアのコーヒーは濃いめである。しかし、カフェによってその濃さに個性があり、それがお客さんにとって意味のある選択肢となっている。僕個人としては、ATP Campusから至近のSaint Germain Patisserie*1のラテがとても好きだ。Largeで3.5ドルという価格設定もありがたい。物価の高いオーストラリアだが、コーヒーは日本より安いくらいだ。2日に1回くらいのペースで、ここのラテを飲んでいる。

最近惹かれるようになったのが、Camperdown/Darlington CampusとATP Campusの中間あたりにあるこのカフェである。名前の通り、Abercrombie(アバクロンビー)Streetに面している。

図書館に本を返却して、そのままATP Campusへ向かうと、ちょうどこのカフェの前を通る。初めてここでラテを注文した際、その強烈な濃さに驚いた。しかしこれが実にうまいのだ。当然のことだが、インスタントコーヒーが濃いのとはわけが違う。マスターの陽気さも気に入った。そして、今日も午前中に図書館に行ったので、ATP Campusへ移動する途中に立ち寄り、またしてもラテを注文したわけだが、やはり今日も実に濃かった。これを朝一に飲めれば、眠気も吹き飛ぶだろうな。

今日は久々にしっかりとした(重い)朝食を作って食べたので、お昼になっても空腹が訪れず、結局お昼ご飯は抜いた。それでも仕事に支障はなかった。

仕事のほうは、今日も地道に文献の読解を進める。単調さから免れるために、図書館前、研究室、学食と場所を移しながら。自分の研究テーマ上、ものすごく大切な文献なのだが、英語があまりにも難しくて、歯が立たない。語彙も、構文も。これまで読んできた英語論文の中でも断トツの難しさ。こういう時、「今まで自分は何をやってきのだ!?」と絶望的な気分になる。

夜は、昨日と今日の2日をかけて、このDVD(Blu-ray)をextra tracksを含めてすべて観る。