Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

We Will Rock You(ブリズベン4日目)

グループワーク


昨夜は20時に居眠りを始めてしまい、目が覚めたら今朝の5時だった。不案内な場所に来ていることに加えて、研修の作業密度が高いこともあって、本人が自覚している以上に心身が疲労しているみたいだ。せっかく自由な時間に恵まれているので、もっとたくさん本を読みたいのだが・・・。

今日も8時15分から12時45分までひたすら研修。グループワークが次から次へと続くので(実習によってCLILの基本的な考え方が身につくようにプログラムされているようだ)、かなりの集中力を要求される。7時にホテルの部屋でシリアルとバナナを朝食として食べているのだが、それだけでは12時45分までお腹がもたない。11時を過ぎたあたりから空腹感が襲ってきて、集中力を奪っていく。今日もへとへとになり、昼食後、すぐにホテルへ戻り、ベッドの上で横になる。

クイーンズランド大学は、シドニー大学と比べて、あらゆる点においてアジア色・日本色が濃厚である。日本からの留学生が多く、キャンパス内を歩いていると、あちらこちらから日本語が聞こえてくる。また、学食のメニューにも、カツカレーとかアイスコーヒーとかが普通にある。これらはシドニー大学で経験しなかったことだ。

夜はミュージカル"We will Rock You"を観に行く。実は昨日の午後のウォーキングの際に、SouthbankにあるQueensland Performing Arts Centre(QPAC)の前をたまたま通りかかり、その時にこのミュージカルが上演中であることを知った。チケット・ボックスで残席状況を尋ねたら、1人であれば17日(水)の公演で良い席(H-16)が残っているということだったので、円高の追い風もあり、即決した。オーストラリアの演劇のレベルの高さは去年シドニーで確認済みである。

実は2002年にこのミュージカルの初演をロンドンで観ている。ただ、英語力が今よりも著しく低かったため、おおまかなストーリーすら理解できなかった。いくつかのシーンを断片的に記憶しているだけである。あれから14年が過ぎ、僕の英語力もそれなりに向上してくれたおかげで、かなり聞き取れるようになっていた。もちろん細部はまだわからないが、おおまかなストーリーくらいは十分にフォローできた。オーストラリア・キャストということで、ところどころオージー・ギャグが組み入れられていたようだ。2つほど聞き取れた。それもあってか、14年前とまったく異なる印象を抱いた。14年前の印象は「ややシリアス」だったが、今回の印象は「洗練されたドリフ」。基本的にドタバタなのだが、役者のレベルが非常に高く、しめるべきところはしっかりとしめてくれる。バックバンドのメンバーが時々ストーリーの進行に絡んできて、それが観客に異なる次元を行き来しているかのような奇妙な高揚感をもたらしている気がした。良い公演だった。即決は大正解。

↓苦心の自撮り(苦笑)。