Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

研修を終える(ブリズベン13日目)

午前中は研修の集大成と言うべきポスター・セッション。受講者20名全員が無欠席で研修を終え、修了証書を頂戴した。受講者全員と2名の講師(Brad, Maree)でランチを食べて、お互いの健闘を称えあい、2週間の研修のすべてのプログラムを終えた。

研修の参加者は日本からの7名以外に、台湾から11名、サウジアラビアから1名、コロンビアから1名だったが、皆さん勤勉かつフレンドリーで、グループワークが多かったこともあり、何名かの方々とは今後の連絡をとりあえるほどの親しい関係になった。

ホテルに戻った後、運動不足解消のため、ホテルのジムで30分ほど体を動かす。水着を持って来ていればプールで泳げたのに。残念だ。

今回の海外研修は本務校から資金を出してもらっているので、帰国後は当然それ相応の責任・義務が生じる。具体的には、遅くとも再来年度までに英語での授業科目の開講が求められる。研修を経て、「難なく」とは言わないが、何とか開講できるような気がしてきた。「こういう場合にはこのように対応するべし」というシミュレーションがある程度できる脳みそになった。なかなか厳しい2週間だったが、研修の成果は確実にあった。

あと1日と少しでブリズベンを発つ。亜熱帯性気候に属するブリズベンは冬でも温暖で(日中の気温は20度をこえる)、シドニーメルボルンよりもさらに過ごしやすい。200万人以上の人口を抱える大都市で、都心部には高層ビルが立ち並んでいるが、緑地も豊かなたいへん美しい街だ。ただ、個人的感想を述べさせてもらうと、機能性にすぐれているものの、シドニーメルボルンで感じたような「色気」を欠いている。だから「惚れる」ことがない。もしもう一度在外研究の機会を与えられたら・・・やっぱりシドニーだ!