Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

Jさん修論完成

指導学生である中国人留学生Jさんの修士論文「なぜ馬寅初『新人口論』は批判・誤解されたのか?−中国の人口政策をめぐる歴史的・思想的再検討−」がようやく完成した! 何とか間に合った!*1

4年前、自分が修論を書いた時は、4万字以上という大阪市大経済学研究科の規定(当時)をクリアするのに息も絶え絶えだった。母国語とはいえ、4万字はまったく未知の領域の字数であった。そのことを思い返すと、外国語である日本語で3万5千字以上も書いたJさんのパワーにはまったく恐れ入る。本当によく頑張った! 日本人学生は外国人留学生のこうした頑張りをぜひ見習って欲しいものだ。

蛇足だが、彼女を指導する過程で、僕自身が中国史(特に近現代史)をいかに好きかということに改めて気づかされた。20年以上ぶりの懐かしい感覚だ。HRゼミで懸命に学んでいた頃の記憶を蘇らせてくれる、知的刺激満点の、2年間の修論指導であった。あとは口頭試問を残すのみ。

【7797】 ダンベル3セット。

*1:修論の提出締切は15日(火)。