Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

17期生卒業証書授与式

今日は17期生の卒業式。晴れ男の面目躍如、素晴らしい好天に恵まれた。ただ、本来であれば開催される予定だった卒業式典は、新型コロナ感染拡大を防ぐ目的で中止。卒業生以外はキャンパス内立ち入り禁止。後輩による追いコンも、卒業生による謝恩会も中止。このように関連行事の規模を大幅に縮小するという厳しい制約の中、ゼミ毎の卒業証書授与式のみが11時過ぎから行われた。はなむけの言葉の後、卒業生一人一人に卒業証書を授与し、将来のいつの日にかの再会を心待ちにする。

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大学からの指示があり、13時前には解散。その後、研究室で3日連続でZoomによるオンライン会議の練習。研究者仲間に対するZoomの便利さの啓蒙活動に努める。

訃報が届く。重鎮T中敏弘先生、ご逝去。昨年秋のHETSAでPeter Groenewegen先生への追悼文を代読したことが最後の個人的な関わりとなった。*1T中先生からは、D2 の時(1997年)、最初の経済学史学会関西部会報告を聞いて聞いてくださったばかりでなく質問もくださった。厳しい質問でまったく答えられず、プロの世界の洗礼を浴びた瞬間だった。以来23年、その学恩に何一つお返しできないままだった。だからこそ昨年秋のHETSAで先生のお言葉をオーストラリアに届ける役目であったことを、今さらながらありがたく思っている。幅広い学識。勤勉で篤実な研究態度。海外との先駆的交流。学者のかがみのような方であった。ご冥福をお祈りしたします。あちらでぜひGroenewegen先生と議論の続きをなさってください。

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