Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

脚が棒になる

関大前駅の2限目通学ラッシュ(10時半前後)に巻き込まれないよう、普段よりも早めに家を出て、10時過ぎに大学到着。午前中は授業の準備。

3限、3回生(19期)ゼミ。4限、4回生(18期)ゼミ。19期生の約半数とは3月2日(座禅会)以来約5か月ぶり、18期生の大半とは1月20日(2019年度最後の授業)以来8か月ぶりに対面したことになる。マスク必須、飲み会や合宿ができないなど、平常運転にはまだまだ遠いが、それでもこうやってじかに会えたことは大きな前進である。近況報告*1、今学期の発表の順番決めなど。

5限、経済学説史。講義ガイダンス。春学期に182名いた履修者が秋学期になって75名まで激減している(今日現在)。かつて一度も見られたことのない現象で、さすがに驚いている。同僚数名と情報交換したのだが、対面形式の講義科目全体でそうした激減が生じているようだ。3限目に19期生から話を聞いてようやく状況を呑み込めたが、どうやら学生の大半は対面授業よりも遠隔(オンデマンド)授業のほうを選好している。感染が怖い、遠距離通学なので遠隔のほうが体が楽、時間割に縛られずにバイトを増やせる、等々、さまざまな理由があるだろうが、世間が「授業の質」云々などと騒いでいたほどには、学生は対面授業を望んでいなかったということだ。彼らが切望していたのはキャンパスライフなのだ。両者の混同が騒ぎに拍車をかけたように思われる。それはともかくとして、このような状況下でも履修変更せずに今日教室まで足を運んで講義を聞いてくれた学生たちは、それだけ学習意欲が高い層だと思われ、教え甲斐がある。春学期のZOOM授業で好評だったチャットによるコメント・質問に替わりうるものとして、今日の授業の終わり近くにメールでコメント・質問を送ってもらい、授業時間内に紹介・リプライするということを試してみたが、何とかうまくやれそうだ。

久々に90分×3コマの授業をこなして、脚が棒になってしまった。長らく使っていないので筋力が落ちている。徐々に慣らしていかないと。1日に授業が3コマある日は授業だけで1日が終わってしまうね。仕方ないけど。

【7888】

*1:「ひたすらバイトしてました」と報告するゼミ生があまりに多くて、正直なところ、「もったいないなぁ」と少し残念な気持ちになったが。自分の興味・関心をひたすら掘り下げる勉強って、バイトよりもずっと楽しいし将来の役に立つと僕は思うんだけどね。