Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

遠隔授業のメリット

遠隔授業3コマ。午前中は準備。3限、19期(3回生)ゼミ。テーマは「逆さまのロンリ」と「接続表現・ことばをつなぐ」。4限、18期(4回生)ゼミ。MRTMさんとKRSK君の卒論構想発表。5限、経済学説史。アダム・スミスの3回目(最終回)。

今日も外出なく自宅にこもり、しかも座りっぱなしの生活。不健康なこと、この上なし。ただ、遠隔授業のほうは、学生が慣れてきたのか、対面授業にはないメリットをしばしば感じられるようになってきている。

3限の19期ゼミでは、前回と同様、プレゼン担当者の創意工夫が随所に感じられた。まずB'zの「Ultra Soul」の歌詞を、次の僕のこのブログの文章を「論理の哲学」の分析対象としたことに、不意を突かれた。さらに、オーディエンスのほうも能動的で、僕の補足説明に対するKTGW君の質問がとても鋭くて、すぐに返答できず、考える時間をもらったくらいである。今学期は合宿や飲み会などのイベントは残念ながら行えそうにないが、それらを補ってお釣りが来るほど、普段のゼミの充実度が増している。19期生、ほんまにやってくれるぜ。教えがいがある。そして今日は2回生が2名、初めて見学に来てくれた。「こういう授業を自分も作ってみたい!」と思ってくれたなら、うれしいな。

5限の経済学説史では、ZOOMのチャット機能で質問を受け付けているが、質問が対面授業の時よりも活発で、質問内容も高度になっている。遠隔授業だと周囲の学生の視線を気にする必要もなく質問しやすい、ということもあるのだろう。理由はよくわからないが、今年度は文学部生の受講者が多く、しかも受講態度も熱心である。70分の講義の後、20分を質疑応答に充てる予定だったが、質問が途切れず、20分の予定が40分近くまで延びた。まったくうれしい悲鳴である。

【0】 腹筋4セット。(←腰痛対策)