昨日紛失したICOCAだが、京橋の忘れ物センターに問い合わせたところ、親切な誰かが届けてくれていた。こんなこと、日本以外ではまず考えられない。残額がけっこう大きかったので、本当にめでたい。髪は我を見捨てかけているが*1、神は我を見捨てなかった。
昨日、ICOCAを紛失したショックで書き忘れてしまったが、共同研究グループ「経済学方法論フォーラム」での科研費申請は2年連続で「不採択」というたいへん残念な結果に終わった。
今日は大学院の入学式で、式典終了後に指導教員による履修指導の時間が設定されている。指導学生のKBKくん(M1)とMSUさん(研究生)に履修科目を指示する。MSUさんとは生身で対面するのは今日が初めてである(これまではZoomを介してのみ)。明々後日(4月5日)にはさっそく授業開始なので、何とも慌ただしい。しかも、MSUさんにあっては、日本語の授業と僕が履修させたい経済科目の曜限がバッティングしており、その履修変更のために教務センターとは別の窓口に行かねばならず、それも口頭で指示されるだけだから、日本語力がまだ十分でない留学生がこれだけのことを自力で1日ですませるのはかなり難しい気がする(もちろん僕は付き添ったが)。履修指導の後、受講予定の教室と図書館を案内する。ガイダンスだけとはいえ、久々に学生の相手をすると、精神が高揚してうれしいものの、そのぶん余計にヘトヘトになる。
ここまでで13時前。昼食をとり、それ以降は新学期の授業準備。例年であれば、ワークショップ1(入門演習)は3回生のゼミ生に模擬プレゼンを披露してもらったりしていたのだが、密を避けることを優先するなら、今年は断念せざるをえないか。コンビニをネタに授業を進めるのも難しそう。試食会をプレゼンに含めるなどしてこと、盛り上げていたからなぁ。それらに代わりうる新しい良いコンテンツがすぐに思い浮かばない。
GoLD(国際化)プログラム関連の授業(リレー式、全15回のうちの3回)の初回(4月8日)の準備がなかなか捗らない。とりまとめ役なので、専門的内容の不足を体験談で補いたいと思っているが、いろいろな意味で恵まれている在外研究(2015年のシドニー)を例に出しても、学生にとってリアリティが薄いだろう。学生時代の貧乏旅行の話も入れたほうがいいだろうと思い、大学3回生の夏(1990年8月)にシベリア鉄道に乗った時の写真を物色する。「学生時代でないと行けそうにないバカバカしい旅行」ということで、シベリア鉄道を選択した。当時はソ連邦の最末期で、1年数か月後にはソ連邦は崩壊してしまうので、そういう意味でも非常に貴重な経験だったように思う。
↑道中、仲良くなった方々と記念撮影。当時はたどたどしいながらも何とか最低限のコミュニケーションがとれる程度にはロシア語が話せた。
↑シベリア鉄道の車窓から
↑イルクーツク駅で
↑レーニン像(今は取り壊されてないのかも)
【8741】
*1:ここ数か月、ものすごい勢いで全体の量が減り、残っているものも白がどんどん目立つようになってきた・・・