Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

Cahiers第82号がようやく届く

今日も入試業務(明日が最後!)。それ以外の時間は、20期生卒業論文集の編集作業に充てる。

今日、拙稿"Reviewing the Development of Malthus’s Ideas on Educational and Parliamentary Reforms from 1803 to 1806"が掲載されているCahiers d'Économie Politique / Political Economy Papers誌の第82号がようやく手もとに届けられた。

https://www.cairn.info/revue-cahiers-d-economie-politique-2023-1.htm

2021年10月1日の日記*1にすでに書かれているとおり、この論文は最初の口頭発表(@仏・コルシカ、2012年9月)*2からacceptまで9年を要した。そして、それが印刷されて手もとに届くまで、さらに1年以上を要した。10年以上に及ぶ「一大プロジェクト」(苦笑)が本日ようやく完結したことになる。

これにて、英語で書いた公刊論文は、Modern Age誌に1本、History of Economics Review誌に2本、Erasmus Journal for Philosophy and Economics誌に1本、Studies in Burke and His Time誌に2本、The History of Economic Thought誌(『経済学史研究』)に1本、そしてCahiers d'économie politique誌に1本、合計8本になる。ただ、テーマがバラバラで、narrow scopeとの誹りをレフェリーから被ったものも少なくないので、もしそれらを単著にまとめるとしても、その実現がかなり先の話になることは間違いない。

コメント等でお世話になった方々にさっそくお礼のメールを書いて送った。イタリアのCosimo Perrotaさんからすぐさま"Congratulations! I do remember the discussion on your paper in Japan."との返信をいただいた。Cosimoさんは2016年3月18日の国際ワークショップ@龍谷大で僕の報告の討論者を務めてくださったお方。*3続いて、イギリスのRichard Van Den Bergさんからも返信をいただいた。2016年9月2日のUK HET(THETS)@上海で報告した際、Richardさんは質疑応答時に僕をサポートしてくださった。*4本当に内外の多くの方々に支えられて研究者としての今の自分があることを改めて実感する1日であった。

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