Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

新型コロナウイルスの感染者が増加傾向

3限、21期(3回生)ゼミ。5限、大学院。今週一週間、休講なしで乗り切れたのは、ちょっとした奇跡かも。ヘルペスと戦いながら、何とか乗り切った。明日と明後日はしっかり休むぞ。

新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあるようだ。実際、nakcazawaゼミからも4回生で2名、3回生で1名の感染者が出ている。また、ワークショップの受講生(1回生)からも1名。

所用があり、シドニー大のDavid Kimさん(マクロ経済学)に1年4か月ぶりにメールを書いて送る。専門が離れており研究内容をほとんど理解できていないにもかかわらず、シドニー大にマクロ経済学や産業組織論や科学史などを専門とする友人研究者(≒飲み友だち)が何名もいるというのは、今さらながらすごいことであるな。2015年の在外研究時、事実上のファカルティーメンバーとしての受け入れを手配してくれたMatthew Smithさんのおかげだ。8年前に築いた財産は巨大すぎる。完全にわが人生を変えた。

寄稿者ということで、『マルサス学会年報』第32号が一般会員よりも一足早く届けられる。論文1本と書評1本、合わせて2本を寄稿。これに『経済学史入門』の編集、『経済学史研究』の書評1本が加わり、年末から2月にかけて目が回るような毎日が続いた。やはり働き過ぎだったように思う。これが今患っているヘルペスにつながっているかもしれないと思うと、何とも複雑な気持ちである。

なお、『マルサス学会年報』第32号は論文5本、書評4本に加えて、追悼文が2本掲載されている。1本は永井義雄先生(原田哲史さん執筆)、もう1本はJohn Pullen先生(中矢俊博さん執筆)を追悼するものである。どちらもたいへん読みごたえがある。原田さんがこの追悼文の中で永井先生を「信念の人」と三度も書いていることが、とても印象深い。また、Pullen先生の追悼文は僕も別の媒体に書かせてもらったが、Pullen先生の終生の研究テーマを「マルサスとキリスト教神学」だとする中矢さんの立場は僕とまったく異なり、これもまたたいへん興味深い。

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