Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

働きながら治す

3限、人権特講。マルサスの3回目(終了)。5限、大学院。リグリィ『人口と歴史』第2章。

新学期が始まって1か月ほどが経過した今頃の時期(5月と10月)は、講義による疲労が原因なのか、喉(声帯)や呼吸器系が不調になることが多い。今年も2週間くらい前から器官の入口あたりに違和感があり、小さな咳が時々出た。「喘息再発か!?」と恐怖したが、京大病院から処方された薬に加えて、うがいや喉飴などで丁寧にケアをし続けたところ、重症化は何とか避けられた模様だ。体調管理もまたプロとしての大切な仕事の1つ。「働きながら治す」のは言うほど簡単ではないけれども、今回は何とかうまく行った感じだ。あと1週間がんばって授業すれば学園祭が始まるので、授業1回分喉(肺?)を休ませられる。

昨年3月末に肺機能が低下してから初めて、学舎の1階から4階まで(ゆっくりではあるが)階段で移動してみた。肺機能低下当初は、1階から3階への移動だけでも息切れがすさまじく、しかも長時間おさまらず、「これで授業はとても無理」という感じだった。その後、主治医の指導に従って、肺に負担をかけぬよう、階段よりもエレベーター・エスカレーターのほうを極力利用するよう心がけて生活してきたが、そうすると運動不足に拍車がかかり、とりわけ最近は筋力の低下を痛感することも増えてきて、それが悩みの種であった。そんな折り、1階から4階まで階段で移動しても、息切れがまったくなく、そのままただちに授業を始めることができた。今後はこのレベルの運動であれば大丈夫だということで、日常生活に積極的に取り入れていきたい。

長年にわたって温めていた2冊目の単著の出版企画が、ようやく始動しそうな気配である。*1某出版社の某シリーズに目星をつけたが、これまで全然おつきあいのなかった出版社なので、そこから自著を出したことのある友人研究者に問い合わせたところ、ありがたいことに出版社との仲介役を引き受けていただけそうである。まずは簡単な企画書を作成すべし、ということなので、ここ数日のうちに作成するようにしたい。

『ニューエクスプレスプラス 中国語』を85ページまで(全144ページ)。

【8028】

*1:1冊目の単著である『イギリス保守主義の政治経済学―バークとマルサス』が出たのは2009年2月なので、もう14年以上も前のことになる。