Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

またまた巨星墜つ

先週火曜に恩師田中秀夫先生の訃報が届いたばかりだが、その悲しみが癒える間もなく、新たな訃報が届いた。「4人目の恩師」と言うべき存在である、18世紀イギリス史研究の重鎮Harry Dickinson先生が昨日1月25日にご逝去された。享年84歳。英国エディンバラ在外研究(2002年度)中は、受入教員としてお世話になった(≒お手間をおかけした)だけでなく、先生の授業に欠かさず出席し、名著『自由と所有―英国の自由な国制はいかにして創出されたか (叢書フロネーシス)』の翻訳で訳しづらい箇所の相談に乗ってもらったり、最初の英語論文の執筆・投稿に関してアドバイスをいただくなど、巨大な学恩がある。僕が国際的な仕事と接点を持つようになった最初のきっかけを作ってくださったのは、他ならぬDickinson先生である。帰国後もコンスタントに連絡を交わし、英語論文をpublishするたびにお送りしていた。謹んでご冥福をお祈りしたい。

  • 2002年 @エディンバラ


  • 2005年 @京都


  • 2005年 @姫路


  • 2012年 @エディンバラ

今日は午前中が京大病院。午後から大学へ。来年度担当授業のシラバス作成完了。21期生卒業論文集の版下をほぼ完成させる。残りは編集後記を書くだけ。

21期生卒業論文集からの新機軸として、ゼミ活動に関連する動画をYouTubeに限定公開モードでアップロードしておき、そのQRコードを活動記録の最後に載せることにした。

茶屋町のHUBで大学院新年会。

それにしても、このわずか1年半のうちに、John Pullen、水田洋、田中秀夫、そしてHarry Dickinsonと4名も、恩師あるいはそれに近い立場の先生に先だたれた。残る2名の恩師、堀和生先生と佐藤光先生には、本当にいつまでもお元気にお過ごしいただきたい。心からそう願っている。

【8751】