Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

経済学史学会全国大会@尾道市立大(第2日)

最初の時間帯(9:30-10:30)の社会関係資本に関する報告から参加したが、右耳の調子がイマイチ。会場教室の空調の音がやけに増幅されて、報告者のプレゼンテーションに集中できない。申し訳ないと思いつつ、中座させていただき、会員控室へ。だが、対面開催の良いところは、こういう時間に(マルサス学会、田中秀夫先生を偲ぶ会のことなど)様々な打ち合わせ・意見交換ができること。たいへん有益であった。

午後は共通論題「いま、なぜ・いかにして経済学史研究か」。近年では出色のでき。入念な準備の賜物だろう。登壇者が四十代で固められ、学会の世代交代を強く印象づけられた。裏を返せば、自分はもはや中堅でなくベテランにカテゴライズされる存在になっており、研究者人生の「終活」を考えなければならない時期に差しかかっている、ということでもあるだろう。

何気にうれしかったのは、共通論題報告者の1人であるUEMYさんが、僕が以前に書いた書評*1を報告の中で取り上げてくれたことである。その書評を書いている最中は、まさか7年後にその議論が学会共通論題の議論に役立ってくれるとは、想像だにしなかった。この事実は、ある意味で研究活動の本質をあぶり出しているようにも思えてくる。

延泊はせず、今日のうちに京都へ戻るのだが、帰路につくまでにどうしても尾道ラーメンを食べておきたかった。なぜかラーメンも供する居酒屋「とりかわ権兵衛 尾道店」の尾道ラーメン(770円)。激うま、絶品であった。

家族への広島土産。

23時過ぎに帰宅。とても充実した2日間だったが、案の定、疲労困憊しており、帰宅後ほどなくして眠りに落ちた。

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