Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

上原ひろみのライブ(なんばHatch)

カリキュラム関係の会議が二つ。しかし今日に限ってはそんなことはどうでもよい。

これまでの数多くのライブに足を運んできたが、今日のライブは僕の人生でベスト3に入るほどの完成度を誇っていた。*1

全盛期のキース・エマーソン、トニー・レヴィン、テリー・ボジオがバンドを組んだら、きっとこんな音を出してくれるのではないだろうか。1曲目の‘XYZ’からノックアウトされた。上原ひろみの左手のバッキングのアタック音の野太いこと。やはりこの曲は基本的に‘Tarkus’だね。鍵盤を悪魔的にいたぶり続けるそのライブ・パフォーマンスもどこかエマーソンっぽい。トニー・グレイ(ベース)とマーティン・ヴァリホラ(ドラム)はいったいどんなリズム感をしてるんだ?どうしてこんな複雑な曲をいとも簡単に合わせられるのだろう?マーティンのシンバル・ワークは最高だね。客席からの歓声が意外に少なかったが、盛り上がらなかったわけではない。むしろ逆。演奏のあまりのすさまじさにみんな「口あんぐり」だったのだ。このピアノ・トリオの場合、生演奏のほうがCDの何倍もの説得力をもって僕たちの耳に迫ってきた。

一緒に行った同僚S田さんも珍しく興奮気味。これはもはやジャズを域を超えた音だ。完全にプログレしている。

ライブ会場でたまたま卒業生のKさんと遭遇。「先生、ほっぺた、赤いですね」って。また言われたよ・・・(苦笑)。

*1:第1位は数年前のMAGMA(梅田ヒート・ビート)のライブ。