Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

教え子の成長

早く起床したこともあり、9時過ぎには研究室に到着。午前中は『かの高貴なる政治の科学』を読む。13時から4期生T尾さん、15時から昨年3月に卒業した2部ゼミ生T島君&5期生K藤君と面会。

T島君とは、卒業式以来、約一年ぶりの再会となる。彼は2度目のチャレンジで教員採用試験に見事合格。来月から小学校の教壇に立つことが決まっている。教員志望の5期生(新3回生)K藤君から試験勉強のためのアドバイスを求められており、T島君に直接質問をぶつけて返答してもらうのが手っ取り早いだろうと思い、T島君の承諾を得てK藤君にも加わってもらう。

想像をはるかに上回る厳しい現実を知って、K藤君の表情も緊張気味。しかし目標が具体化されたことで、勉強に取り組みやすくなったはずだ。最初の試験までまだ1年半あるから、一歩一歩着実に準備を進めてもらいたい。

大学入学以前からの大きな目標を達成したT島君は、学生時代と比べて、一回りも二回りも大きく見えた。その言葉には説得力がみなぎっていて、表情にも自信が満ちあふれていた。たくましい先輩の姿だ。一緒に学ぶ機会のなかった後輩に対して、惜しみなく情報を提供し、懇切丁寧にアドバイスしてくれたことに感謝。このような人間関係の広がりこそがゼミという共同体の真骨頂であろう。教え子の成長を目の当たりにできることは教師としてこの上ない喜びだ。

昼間だけではなく夜の気温もだいぶ上がってきた。少なくとももはや「寒い」と感じることはない。四条から出町柳まで鴨川に沿ってゆっくり歩いて帰ったが、とても気持ちが良かった。