Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

沖縄国際大学との合同ゼミ合宿@沖縄

18期生が沖縄国際大学IKGKゼミとの合同ゼミ合宿を敢行した。ゼミ会場は沖縄国際大学宜野湾市)、宿泊先はIKGKゼミが用意してくれた希望ヶ丘ペンション研修館(恩納村)である。2泊以上のゼミ合宿は2014年9月に13期生with日大・群女@軽井沢以来であり、ゼミ活動の一環として空路で海を渡ったのは今回が初めてである。*1

今回の合同ゼミ合宿は様々な偶然が積み重なって企画された。つい最近まで、誰一人として知り合いのいない&訪れたことのない沖縄は、僕にとってきわめて縁遠い土地だった。ところが、3年半前に院生時代からよく知っている若手の同業者IKGKさんが沖縄国際大学に就職され、マルサス学会大会の沖縄開催が計画されるにいたり(今年実現した)、心理的距離が一気に近くなった。また、京都の米軍基地(京丹後市経ヶ岬通信所)への個人的関心から、沖縄国際大学に隣接する普天間基地への興味も高まった。そんな折り、タイミングよくIKGKさんから2018年度の夏期集中講義の機会をいただき、喜んでお引き受けした。その集中講義の直前に顔ぶれが確定したばかりのnakcazawaゼミ18期生に、本当に奇妙な偶然なのだが、ゼミ史上初めてとなる沖縄県出身の学生Wさんが含まれていた。Wさんの存在が沖縄をますます身近に感じさせてくれるようになった。去年8月の沖縄国際大学での集中講義では、素晴らしい受講生に恵まれて(IKGKゼミ生が多く含まれていた)、とても充実した時間を過ごさせてもらった。「これを機会に両ゼミ間の交流を開始できないものか? きっと素晴らしい交流ができるのではないか?」 そういう思いが日に日に強くなり、半年以上の時間をかけて準備して、ようやくこのたび沖縄での合同ゼミ合宿が実現にいたったわけである。

初日の合同ゼミ本体(プレゼン→質疑応答)はたいへん活気に満ちたものになった。特に4回生のT君、3回生の中国人留学生のK君、2人の沖国生が圧倒的な存在感を示してくれた。18期生にとっては、西日本インカレのためにプレゼンをブラッシュアップするにあたって、最高のフィードバックが得られる機会となったはずである。また、沖国大のご厚意により、特別に校舎の屋上を開放していただき、広大な普天間基地を一望させてもらった。これだけでも十分に素晴らしい経験だったが、それ以上に印象深かったのは、沖国生のhospitalityの高さのおかげで、2日目以降のactivityがきわめて充実したものになったことである。台風接近による悪天候のために当初予定していたスケジュールの大幅な変更を余儀なくされたが、学生たちは機敏に対応してくれた。沖国生がわざわざ配車して、美ら海水族館やナゴパイナップルパークに連れて行ってくれた。後者(僕は行けなかった)はわがゼミ生たちに「最高!」と言わしめるスポットだったようだ。夕食のBBQの後、深夜まで仲良く語り合う両ゼミ生は、前日に初めて会ったばかりとは思えないほどであった。結果として、教員の予想をはるかに上回る素晴らしい交流ができたように思う。

帰りのフライトの欠航だけが気がかりだったが、教員が晴れ男&晴れ女だったためだろうか、ギリギリのタイミングで欠航を免れ、無事に帰阪することができた。ゼミ生と一緒にロッジに雑魚寝したこともあり、僕自身は肉体的にかなりへばってしまったが、本当に忘れがたい素晴らしい経験をさせてもらった。IKGK先生、および、IKGKゼミ生の皆さんに、心から感謝申し上げたい。また、18期生ゼミ長T君は見事なリーダーシップを発揮して同期をうまくまとめてくれた。この場を借りて彼にも深い感謝の気持ちを伝えたい。

↓18期生のプレゼンテーション
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↓沖国生からの鋭い突っ込み
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沖縄国際大学の校舎の屋上から米軍普天間基地をのぞむ18期生
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美ら海水族館
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↓両ゼミ全員で記念撮影
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↓「さよなら」がつらい
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*1:小豆島での合宿のために「海を渡った」ことは過去にあるので、それは含まず。