Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

日本の大学の教科書はまだまだ安い?

大学生が高い教科書代に悲鳴 オンラインの古本探しが主流に
米国の大学生たちが、教科書代の高さに悲鳴を上げ、自衛手段を講じている。インクの香りのするような真新しい専門書は大変値が張る。このため、教科書を購入しようとする学生数が近年減少し、教科書を買わずに済ませる学生が増えている。図書館から必要な本を借りたり、友人が持っている本をコピーしたり、あるいはオンラインで低価格の本を検索して注文するなど、あの手この手を使っている。(ベリタ通信=江口惇)
米メディアによると、米国では1994年以来、大学で使う教科書の値段は、インフレ率を上回って値上がりしている。米国の4年制公立大学に通う学生が平均して使う書籍代などの諸経費は約940ドル(約11万円)。堅表紙の専門書になると、平均して120ドルで、大学生にとっては、大変厳しい値段になっている。
ある学生は心理学の授業を取ったが、教科書は大学の図書館を利用して済ませた。授業は数カ月続くため、返済期限が来ても借り続けた。当然罰金を払う必要が生じるが、支払った罰金は8ドル。もし新しい教科書を買っていれば、40ドル払う必要があった。
同学生の話では、他の専門書をみると、社会学関係が109ドル、経済原論が150ドル、マーケット管理が153ドルしたという。
(中略)
カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校の経済学教授リー・オハニアン氏は、1992年に教鞭を取り出した時は、学生から教科書を買うべきか、といった質問はなかったという。しかし、現在では、学生から「本当に教科書は(授業で)必要か」という質問がしばしばあると話している。
(以下略)
2006年11月09日00時08分*1