Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

アダム・スミス研究の衰退傾向に抗して

記録的な猛暑。自宅および研究室で論文書き。

経済学史学会が編集・発行している学会誌『経済学史研究』(旧『経済学史学会年報』)のコンテンツを眺めていて驚いた。21世紀に入ってから公刊された12冊のどれにも、アダム・スミスを直接の主題とした投稿論文が見あたらない。投稿論文そのものがなかったのか、あっても質の問題でリジェクトされたのか、どちらかはわからないけれども、さすがにこれはゆゆしき事態だと思う。「経済学の父」の研究が衰退傾向にあることの兆しだから。

ここ数年、共同研究グループや出版社の求めに応じて論文を書く機会が多く、最初から掲載先を決められているため、論文を学会誌に投稿することが難しかったけれども、今書いているスミスの論文はぜひ投稿する方向で考えてみたい。レフェリーを力技でねじ伏せるような、そんな論文をそろそろ書かなければ。リジェクトされたら赤っ恥だけれども、こうやって生きていること自体が恥のようなものだから、あまり気にしないようにしよう。

大阪に住むようになると五山送り火も縁遠いものに思えてしまうなぁ。当たり前が当たり前でなくなってしまった悲しさ。

ダンベル2セット。BGMはこれ。

BIOSPHERE

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