Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

国際アダム・スミス学会の大会が中止に

昨日の深夜(正確には今日)2時57分付けで国際アダム・スミス学会会長のPaganelliさんからたいへん残念な知らせが届いた。3/15-17に東京大学で開催予定の国際アダム・スミス学会の大会(於東京大学)を新型コロナウィルス禍の影響でやむなく中止する、という内容だった。この大会での報告をここ1年間の自分の研究活動のピークに置こうと努めてきたので、本当にがっかりしてしまった。また、親しい友人研究者の多くがこの大会の開催のために多くの時間と労力を費やしてきたことを知っているので、彼らが気の毒でならない。Paganelliさんも規模を縮小してでも開催する方向をギリギリまで模索してくださっていたのだが、ここまで感染が広がり続けると、誰が会長であってもそういう決定を下さざるをえないように思う。海外から誰も来られない状況では国際学会たりえない。こればかりは仕方ない。誰も悪くない。

学会参加(&早々と中止が決まったYSS=若手セミナー)と組み合わせる形で他の出張用務を同時にいくつもこなす予定を組んでおり、それに合わせて旅程のほうも早々とフィックスしてしまっていたので、3/14-17の東京出張それ自体はなくならない。しかし、出張用務の内容が変わるので、研究支援グループに新たに出張申請書を作成して提出しなければならないし、いったん振り込まれた出張旅費をいったん現金で返さなければならない(再申請後に再び振り込まれる)。何かとめんどくさい。ルールだから仕方ないけど。

今日はスミス学会中止に関係するメールの送受信で午前中を終える。午後、教授会、大学院委員会。大学の設けたガイドラインに従うかぎり、17期生が準備を進めてくれていた謝恩会も事実上開催不可能になってしまった。

経済学史学会大会報告集用原稿の締切が明日なので、それを担当のKさんに送信する。国際スミス学会での報告はできなくなったが、学会誌Adam Smith Reviewの大会特集号の企画は、幸いなことに残ってくれた。4/1の投稿締切を見据えて、報告予定原稿を英文校閲業者に投げる。

【6018】