Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

科学哲学の勉強をする

単著の執筆は小休止して、科学哲学の勉強をする。

単著のほうに専心しすぎて頭が干上がってきたので、気分転換の必要を感じたことは確かだが、それだけではない。単著第八章はイギリス経済学方法論史の共同研究プロジェクトのために書いた原稿がオリジナルなのだが、そのオリジナル原稿は未定稿なのだ。方法論史の論文としての側面がまだまだ希薄である。原因はわかっている。帰納と演繹との関係についての僕の理解が不十分だからだ。広義の帰納法、狭義の帰納法、枚挙的帰納法数学的帰納法、確率論的帰納法、仮説演繹法論理実証主義反証主義・・・もやもやとした形でしか理解できていない事柄ばかり。これでは方法論史の論文を書けるわけがない。勉強不足が原因なのだから、勉強によって解決するよりほかない。

内井惣七科学哲学入門―科学の方法・科学の目的 (Sekaishiso seminar)』、伊勢田哲治疑似科学と科学の哲学』、高橋昌一郎科学哲学のすすめ』、山下正男『論理的に考えること (岩波ジュニア新書)』などの該当箇所をメモをとりながら読み進め、自分の理解を確かめる。

明日から大学で勉強ができる(はず)。疲れを明日に持ち越さないよう、ほどほどで切り上げて、こんなものを観る。

ライヴ・アット・ロック・イン・リオ [DVD]

ライヴ・アット・ロック・イン・リオ [DVD]

完全無欠。死角なし。Heavy MetalのLive DVDのお手本だ。「こんなオヤジになりたい」と思ってしまう自分こそ、オヤジ・モード満開な気がするが、6人のメンバーの演奏力はもちろん、2時間以上も休みなくステージ狭しとを駆け回るその体力に敬服する。特にBruce Dickinsonが凄いわ。カッコよすぎる。メタル業界においてヴォーカルは歌がうまいだけでは受け容れられない。ステージ・パフォーマンスが決まっていないとね。その点Bruceは完璧だ。飛び跳ね回る。インスト・パートでもユニオン・ジャックを振りかざし、ステージを実質的に支配している。これこそがヴォーカリストの誇示すべき存在感だ(バンマスSteve Harrisがライヴでは一歩引いているのも奥ゆかしくて良い)。25万人のリオのオーディエンスも凄い。日本人のノリとは大違い。明日死んでもかまわないくらいに熱狂している。こりゃ、バンドも燃えるわな。

『Brave New World』(2000年)は超大好きなアルバムなのだが、このアルバムのツアーということもあって、このアルバムからのナンバーが多数演奏されている。これだけですでに鳥肌モノだ。一度でいい。「The Wicker Man」のドラムを俺に叩かせておくれ。

すべてにおいて完璧すぎる奇跡の記録。DVDを観ているだけで失神しそう。リオってロックの聖地だよね。Queen、Rush、そしてIron Maiden。ロックの神がメンバーに乗り移るみたいだね。神がかったLive DVDばかり。

学生(京都)時代にバンドをやっていた時、Iron Maidenにあやかって「Iron Eiden(鐡・叡電)」というバンド名を提案したところ、すんなりメンバーに却下されてしまった。実は「かなりいけてるバンド名だったのではないか」といまだに自負していたりもする。

千葉ロッテ小宮山悟は大好きなアスリートの一人だが、このwikipediaはちょっと本人に失礼でないかい? 「修士論文は所属する研究室の人間に書いてもらっている」と断定されているが・・・。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%AE%AE%E5%B1%B1%E6%82%9F