Neil and Rush and Me

Neil PeartのドラムとRushの音楽をこよなく愛する大学教員の日記(雑記)帳です。

ゼミ9期生選考面接(第1次)

架空の雑誌書評(作成者はもちろん合格)


新ゼミ生(9期生に相当)を選考するための面接(第1次)を行う。昨年の今頃は面接される側にいた8期生(3回生)が面接官を務める。これも座禅会などと同様にnakcazawaゼミの恒例行事と言ってよい。

応募者は10名。結局、7名を合格とする。

正直なところ、僕は今年の2回生(2008年入学生)に対してあまり良い印象を持っていない。「経済学ワークショップ1」や「日本経済入門」といった1回生配当科目を3年連続で担当していることもあり、隣り合う学年と簡単に比較できてしまうわけだが、僕が知っている過去のどの学年と比べてもやっかいで手のかかる学年である。学力については手もとにデータがないのでわからないが、学習意欲や行動力はかなり劣っているように見える。私語を封じるのに例年以上の苦労を強いられた(ている)し、ゼミ選びに際しても、周囲が動き出すまで、ギリギリになるまで行動しなかった。群れやすい。春学期のうちにゼミ見学にやってきたのはたった1名(しかもその学生は結局申し込んでくれなかった)で、これは数字として過去最悪である。

相当に厳しい選考(苦悩の決断)を予想していたが、蓋を開けてみたら、合格者のレベルは例年と変わらない、いや、例年以上かもしれない。要求されてもいないのに、プレゼン用レジュメや架空の雑誌書評((書評対象本は城茂幸『若者はなぜ3年でやめるのか』。)を添付してくれるなど、工夫が凝らされていた。やろうと思えばまだまだやれるのだから、力を出し切らないのはもったいない。出し切った姿を見せて欲しいのだ。こうした僕の考えに共鳴して具体的な行動に移してくれる学生であれば、誰でも歓迎したい。ここ数年、2次募集のレベルは非常に高い。もともとポテンシャルの高い学生が多いのだから、危機意識に目覚めることで初めて本来の力を発揮するのだろう。2次募集の締め切りは11月5日、面接は6日。楽しみだ。

ダンベル2セット、腹筋1セット、背筋1セット。苦手の背筋も毎日続けると少しずつ慣れてくる。BGMはこれ。